欲しかったのは、言葉だったンだ!
「わたしは、言葉が欲しかったのだ!」
という気づきと驚き、納得感を手にされたのが、
吉田建設さん(香川県)の事例。
当初、
「写真や数字で表現できるデザインや性能だけでなく、
その概念(コンセプト)を伝えるにはどうしたらいいか」
を悩んでいました。
その悩みは、「30年日記 30の幸せ」という
新築事業におけるキャッチフレーズの開発で
見事に解決したのです。
社長のお話を何回か聞くうちに・
明らかに、社長の思いは「30年」にある。
だったら、それを軸に、
前面に出せる言葉を考えよう、
というのが、わたしの着想の第一歩でした。
新築から30年というのは、
実は、建て替えやリフォームを考える
一つの節目だそうです。
その30年に、建設会社として責任を持つ覚悟であり、
施主にとっては、30年間、毎年、
その家を舞台に、かけがえのない幸せが
丁寧に積み重なっていきますように
という思いが込められています。
写真やデザインで表現し切れなかった思いは、
そのキャッチフレーズで見事、言えたのでした。
「最初は求めているものが言葉だとは
夢にも思っていませんでしたが、
共感を得るコミュニケーションの手段として、
言葉は欠かすことのできないものでした」と
吉田建設さん振り返っています。
言葉を持つ企業は、元気な企業です。