【これも、コピーライターの視点_08】
国内では、デザイン思考を長らく提唱しているのは
中西元男氏だとわたしは理解しています。
御歳80歳近い大御所ですが、
日本では80年代のCIの火付け役でもあり
CIの人と解釈されている嫌いもありますが、
実は、「デザイン」という言葉の解釈を
「作品主義のデザイン」から
「事業・企業のデザイン」「社会・文化のデザイン」へと
思考の領域を広げ、
その着想の定着にご尽力された主要人物。
それは、「グッドデザイン賞」に見ることができます。
おそらく、中西氏は、グッドデザイン賞が
通産省(当時)から民間へと主催が移行したときの
最初の審査委員長を務めておられます。
そのときに、「モノ」におけるデザイン
つまり、プロダクトデザインから、
「コト」に対するデザインへと
評価対象が大きく広がったのです。
デザイン思考を提唱し、
それをグッドデザイン賞において
評価しはじめた第一人者が
中西元男氏だと言えます。
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