【これも、コピーライターの視点_126】
<次の一手>
新聞の広告紙面を活用した「通販」なるものは、
1800年代のアメリカに端を発しています。
(わたしの記憶が正しければ)
当時は、画期的な手法であり、
そこに載せられた商品に、
「バラ」なんてのもありました。
アメリカの住宅の広い庭にバラ園を作ろう
という触れ込みで、その種を送るのです。
バラにとどまらず、レコード、コーヒーと
商品はどんどんと増えていき、
新聞の広告枠でモノを売るという手法が
定着し、日本にも及びました。
新聞の広告枠はテレビになり、
公のメディアではなく、
個別のお手紙であるダイレクトメールなどへと
手法は多様化していき、現在に至ります。
およそ100年から200年弱で
その仕組みは誰もが知るところとなり、
ネットの出現もあって、
相対的にその価値が問われています。
先日の某社からの問い掛けは、
DMが効かなくなったという課題。
アメリカを見ても、模倣できることは
ごく限られたものしかない時代。
ネットをたたいても打開策は出てきません。
考えるしかないのですが、
考える材料が乏しければ、
出てくる対策も、陳腐なもの。
たしかな見通しを立てることに、
CONERIは少しはお役に立てたのではないか
と思います。
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