広告考06
企業経営において、曖昧なものは排除される。広告効果が数値で見える提案でなければ受け付けないという企業があります。納得できる部分もあります。コピーライターに関して言えば、もはや広告だけが活躍の場ではなく、企業理念、指針、イマドキの言葉で言えばパーパスのようなものもコピーライターの仕事になります。しかし、それをやったからと言って、業績がすぐに数値で現れるかは、当の本人であるわたしも疑問。大雑把に言えば、企業活動の質的な変容がまず見られ、それから売上に出てくるのではないかと思います。さらに言えば、書いた理念や指針を、企業組織の一員として組織に定着を図り、運用までオセッカイを焼いてこそ、成果が見えてくると経験上思っています。いきおい、言葉だけチョーダイ、という依頼は、いまのわたしには物足らない。コピーライターが企業の核心を言語化すればするほど、その使命感がコピーライターの立ち位置を変えさせるのではないかと思います。それを余計なお世話ととるか、有り難いととるか、それも経営者によって違いがあって当然です。変容するコピーライターをどのように企業経営に位置付けるかという問題です。
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