#04「意図と方向性を持った言葉」

#コピーライターの考えていること#04

「意図と方向性を持った言葉」

年の瀬が迫ってくると一年を振り返るのは人の常。できたこと、できなかったことを思い、来年こそはと決意を新たにする。ここで、ふと思うのです。人はやはり、目標を持つ方が達成しやすいのだと。さらに言えば、日々意識している方向に進んでいるのだと。こんな当たり前みたいなことが、日々の生活のリズムに組み込まれていることが大事。日常に組み込む一つの方法として、言葉を掲げるということができます。企業で言えば、スローガンや理念などを掲げ、機会あるたびに全社員がその言葉に触れる。そういうことが、経営の質を変えていきます。CMなども同様。意図とねらいを明確にした言葉だからこそ、商品が動き、市場が動くのですね。

CONERIは、「クリエイティブで世の中を面白く!」というスローガンを掲げています。面白さはいらないという狭い意味でマジメなオーダーもありますが、面白さには、笑うことばかりではなく、知的に興奮したり、元気になったり、解放されたりする効用もあります。クリエイティブというマジックワードをあえて貫いていますが、それも響く人とだけゆっくりと歩いていきたいという意図があります。1年間お世話になりました。来る年も、皆さまにとって良い年となりますことを心から願います。来年もよろしくお願いいたします。