言葉を握りしめて
いま、いくつかの企業のミッション、ビジョン、バリューを、経営者と二人三脚で考え、作成しています。自社の存在意義や事業の目的意識を明確な言葉としてもっている企業は、強い。afterコロナでもwithコロナでも、言葉をにぎりしめ、磨くことはできる。
この流れは、大雑把には、稲盛さんの教えに近いところに根っこを見ることができるのだと思います。それはこの国の経済成長を背景として意味を見いだす経営者が多かったように思います。また、バブル崩壊、リーマンのときも、稲盛さんの理念経営は、生かされたように見受けられます。
コロナは、リーマンの比ではないとの試算もありますが、ますます事業者は自社の本質的価値を自らが定義し、磨いていかなくてはならない時代が来ます。言葉なき世界は混沌、カオスです。心だけは、明晰でありたいものです。