人柄の時代
未来を予測することは僕自身、あまり好みませんが、最近、これからは「人柄の時代だ」とよく思うのです。家柄の時代があり、学歴の時代が来て、そしてこれからは人柄の時代だと。
学歴の時代とは、学校教育が「できることを増やしていく」という発想に長くあったので、その延長にテクノロジーの時代が来て、今はそのピークを過ぎた頃ではないかと思います。できることを増やすという発想のテクノロジーは、私たちの「できること」の格差を縮めてくれました。スマホやP Cで大抵のことはできる。次に差が目立ち、焦点が合うのは人柄で、それが経営にも反映されるように思います。
私が子どもたちに国語や現代文を教えている「論理」という視点も、人柄に大きく影響します。感情語ではなく論理語、そして他者意識というものは、人柄の土台を作ります。つまり、どのような言葉を使うのかは、人柄そのもの。言葉の経営とはつまり、これからの時代の人柄の経営の土台だとわたしは考えています。ミッション、ビジョン、バリューを岡山と長崎の企業さんにご提案させていただき、ほぼ峠は超えました。経営者のお人柄がわたしに書かせたのです。すでに、うまくいっている企業は、人柄の経営に入っています。