言葉と経営_その後02

言葉と経営_その後02 @CONERI

「人生も、噛みしめたい。」
このキャッチフレーズは、株式会社シケンさま(徳島県)の会社案内用に書かせていただいた言葉です。
シケンさんは、技工所。歯科医などからオーダーをいただき、インプラントや入れ歯などを作っておられる日本を代表する技工所の一社。

噛みしめるというのは、義歯の大切なポイントの一つ。
また、主に入社希望者に手渡されることが多いという会社案内でしたので、この会社に入ると、いい仕事ができ、休暇も充実し、福利厚生も整っていて、人生までも味わい深いものになると言いたくて、このように書かせていただきました。

当然、このことは、企業運営の一つの指針になるものです。
経営者からすれば、社員一人ひとりが、それぞれの人生を噛みしめてもらえるほど、良い職場環境に高めていこうという方針が立ち、その元に総務部を中心とした具体的な手立てが整備されます。
さらに、商品の品質として、噛み締めることができる義歯というのもアリ。
それは、製造部、営業部の指針となり得ます。

「機能する言葉」というのは、こういうこと。
シケンさんとは、その後、某支店の移転に際し、土地探しのお手伝いに一役買わせていただき、さらにご縁が深まりました。
企業経営の中核にどのような言葉を据えるか。
できるだけ機能する言葉で、社員も経営者も、両者にとって具体的な指針となる言葉を考えることが、非常に大切だと思います。

#機能する言葉


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