言葉と経営_その後03

「今日を生きるには、
ぬくもりが必要だ。」

株式会社スワニーさま(香川県)の会社案内に書かせていただいたキャッチフレーズであり、実は、企業スローガンにもふさわしいと自負しています。
この言葉のヒントは、私の記憶の範囲ですが、会社案内を制作するにあたって、社長さんとお話をしているときにあります。
社長さんが、あるスポーツ選手がスワニーさんに宛てた手紙?お礼状?を出してこられ、それは、御社の手袋のおかげで勝つことができましたというよう感謝の内容だったと記憶しています。スキー用の手袋の話だったかもしれません。
それは、手袋のもつ機能性に感謝をした手紙だったのかもしれませんが、私はそれをもっと一般化、普遍化したところにこの会社の価値があり、存続意義にもなり得ると直観したのです。
もちろん、温もりを標榜しても恥ずかしくない素晴らしい社内環境、社員の方々のご対応も直観の理由だったと思います。

商品の持つ価値を、一般化、普遍化する。
そこに生き方、あり方につながる光が見えてきます。
そしてここからはあまり語らないことですが、書き手の生き方や価値意識のないところの言葉は、出てこないというのが、コピーライターの属人的にすぎる部分とも言えます。
私は、常にぬくもりこそ大切だなあと心に留めています。
それに相応しい生き方ができているかは自信がありませんが、このコピーは、スワニーさんの商品とそのお礼状にヒントを得て、生き方、あり方の哲学とすり合わせたところに出てきた言葉です。

#普遍的価値


タグ:#CONERI #こねり,#コピーライター,#言葉と経営