言葉と経営_その後_その後05

「これでいいのか問題」というのは、どんな人でも感じることがあると思います。
料理を作っていても、揚げ物はこれでいいのか。中まで火が通っているのか。
提出する企画書は? 書いたコピーは?
このあたりの後2者は、私がコピーライターとして仕事を始めた頃、常に自問したいたことです。

だから、名前が知れたコピーライターの企画書を見たかったし、書いたコピーにOKと言ってもらいたかった。
その意味でコピーライターの師匠を持てたことは良かったし、全国区のコピー賞や広告賞での評価も意味のあるものでした。
同じ問題を、おそらくどの企業も抱えているはずです。
社内で書いたこの商品のキャッチフレーズは、果たして機能していくのか。これで売れるのか?
社運を賭けた商品であれば、それはシビアになりますが、予算もない。だから、自社で・・・ということもよくある話。

プロに依頼するというのは、「これでいいのか?」問題に「これがいいんです」と言ってもらえることが一つの大きな力。
信じることができるというのは、力です。
それが、多角的な視点で、多くの経験則に基づいたものであればあるほど、信じる力も大きくなっていきます。

企業経営に言葉は必須の要素の一つですが、自社で試行錯誤する時間とコストが許容されているならばまだしも、そこを最小で、という場合に、プロの意味があると整理をしています。近年の得意先からは、そういう期待を感じています。


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