どこからものを言うのかが大事
世の中の経営者をたった一つの視点で二分すると、
1、自分が優れていることを証明しつづけないと立場の危うい経営者
2、自分は優れていることを証明しなくても安心していられるような環境を築いている経営者
という優劣の感情で見ることができます。
後者は劣っているわけではなく、大きな言葉で言えば、「愛」の精神で組織を固め、お客さまにも愛されるといういわゆる心の信頼関係を築いているのだと言えます。前者は、利害関係、儲かった、損をしたという関係が土台だろうと思います。
これは、教員にも言えることです。一定の優秀さがあるので採用されているという前提で、その後生徒や保護者とどのような関係性を築くのか。心の信頼関係か、利害関係(できる、できない、受かった、落ちたで一喜一憂する)。
優劣感情は、勝っているうちはいいですが、必ずやってくる負けの時に、恐怖となり、不安が怒りと変わり、人や社会が敵に見えてしまう。戦争を率いる指導者に近いのかもしれません。
これまで多くの経営者と向き合ってきたなかで、この視点は、重要なことを示唆してくれているように感じます。どちらが良い、悪いではないのかもしれません。事業の目的を利益の最大化というところにおけば、いずれでも儲けが出れば優れていると言えるかもしれません。しかし、私はあえて後者の立場を大切にしたいと思います。生き方の問題かもしれません。「言葉と経営」の観点と親和性の高いのは、後者だということです。このことは、言葉の仕事として、癒し、望む方に向かわせることができます。言葉=思考だからです。恐怖や不安、怒りからものを言うのか、愛の精神でものを言うのか。興味のある方は、一緒に考えてみませんか。
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運命を決める言葉
マザーテレサの言葉。
思考には気をつけなさい。それはいつか言葉になるから。
言葉には気をつけなさい。それはいつか行動になるから。
行動には気をつけなさい。それはいつか習慣になるから。
習慣には気をつけなさい。それはいつか性格になるから。
性格には気をつけなさい。それはいつか運命になるから。
CONERIでは、商品やサービスにおけるキャッチフレーズのみならず、企業理念や指針などを経営者のヒアリングや社員の方とのワークショップを通して策定させていただく仕事もお受けしています。それは、単に額縁に入れられて社長室に掲げられる言葉ではないのです。マザーテレサの言葉にあるように、言葉はその企業の運命を決めるのだと言えます。
これは経営者個人と向き合っているときに感じることですが、言葉を考える時、どうしてもその人の性格や思考の癖が見えてきます。その歪みや過去のネガティブな出来事の影響などを引きずっていることもあります。マザーテレサの思考は言葉だとはそういうことです。それがそのまま行動になっていると、得られる結果は想像の通りです。
全てのコピーライターがここまで切り込むかどうかは分かりませんが、私は、企業や個人の方に理念や社長挨拶などの文章のご依頼をいただいたとき、言葉以前の思考の整えを意識します。健やかに、真っ直ぐ成長をする起点が言葉で、その水面下にある思考を一緒に解いて、整える過程に、その企業、その方個人固有の意味ある言葉が生まれてきます。一緒に考えてみたい方は、お気軽にお問い合わせください。
愛される企業
製品やサービスのPRをして売りたいという意識は、どの企業にも共通するところ。売れている企業と売れていない企業で何が違うのか。製品の品質やサービス内容はその一つの小さくない要素ですが、全体として本質的な課題は「愛される企業かどうか」ではないかと思います。
製品が優れていることはその一つの要素ですが、全てではない。人に例えると、愛嬌であったり、ちょっと抜けているところであったり、そういう部分も愛される理由になります。お客さまという企業外部からの愛だけでは不十分で、その渦は企業内部、つまり社員の方々が誰よりも自分の会社が大好きだ!!!と言えるのかということも大きな要素。
愛される企業を目指してコミュニケーションを設計し、言葉の観点から解いていくのがコピーライターの仕事。企業内部に常駐する社員の方は、どうしても日々の仕事に内部の視点で埋没して、客観的に捉え、考えづらいことかと思います。外部のコピーライターの意味は、このようなところにも感じています。ぜひご活用ください!
母の日!