【これも、コピーライターの視点_117】
<言葉を軸にどこにアプローチするべきか?>
企業の掲げる言葉が
人の働き方にも影響を及ぼすことができる
という仮説のもと進めている
某社の働き方改革があり、
今日はその会議があります。
時短などと言われ、時間が限られ、
人員が限られるなかで、
それでも企業は業績を伸ばすことが
求められます。
それは、社員を労働者という
一義的な存在で「管理する」ことの限界
を意味しているのではないかという仮説を立てています。
つまり、企業が労働者として評価している視点を
多義的に見直していかない限り、
限られた時間と人員で働き方を変えていくことは
困難なのではないか。
それは、何をねらいとしているのか
と言えば、「仕事」を支える「知識・技能」
をさらに支える「考え方」や「生き方やあり方」
にアプローチをしようという試みです。
そこを組織として柔軟にしてやれば、
新しい発想の商品やサービスが生まれたり、
既存顧客との新しい関係性が見えてくるのではないか。
これは、経済が成熟したイマのやり方であると
仮定した取り組みです。
人も時間も限られたなかで、
それでも新しいマーケットを獲得するには
その考え方しかないのではないか。
それが、わたしの仮説であり、
某社の働き方改革です。
社を上げて、様々なプロジェクトが動き出す
精力的な取り組みに、こちらの方が脱帽です。
もちろん、この取り組みの基軸には
「言葉」があります。
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【これも、コピーライターの視点_116】
<茶話会のご案内>
仕事に直結する知識や技術を支えるのは
「考え方や価値観」であり、
考え方や価値観を支えているのは、
「生き方やあり方」。
多様性を認め合いつつ、
多くの社員の主体的な対話を
企業文化として涵養しつつ、
言葉を軸とした企業運営を指向する場合、
この最下部の「生き方やあり方」に
迫る必要があります。
それはノウハウでは無理なので
汎用性のあるプログラムは
わたしの知る限りありません。
あるのは、お手軽なノウハウ本。
それじゃないンですよね。
しかも、「教育」するものでもない。
その点で、社員教育という
旧来の枠組みにも入らない。
CONERIがしようとしていることは
実に説明が難しい。
なぜ、コピーライターの仕事に
なり得るのか?
というわけで、こういうことに
興味を持たれている方と
お話をする機会を設けます。
茶話会みたいなものです。
珈琲は用意しますので、
お菓子持参でお越しください。
事前申込要。4名まで。
12月1日(月曜)13時30〜15時
CONERIにて
(香川県高松市番町1丁目9-1
番町みやたけビル2階)
http://www.coneri.co.jp
メール、メッセンジャーなどにて
お申し込みください。
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【これも、コピーライターの視点_115】
【これも、コピーライターの視点_114】
<拡散と収束>
社員が自由に発言できる「企業文化」が
定着したとして、そこで多様な意見が
たくさん出てくることは「拡散」。
広がっているイメージです。
社員の数だけ拡散するといってもいいでしょう。
しかし、どれもこれも採用するわけにはいかない。
多様な意見を受け止めながらも、
それらをゆるやかに一つの方向に
「収束」を図らなくてはなりません。
ある校長先生が言っておられました。
保護者の数だけ意見はある。
しかし、そのすべてに対応することはできない。
「うちの学校はこうです」と
一つの軸を示して納得を得ることが
学校経営でもっとも重要で困難なことだ、と。
企業経営も同じではないだろうか。
一つの軸とは、理念であり、ポリシーであり、スローガン。
しかし、そのたった一つの言葉の背景に
多様な意見や考え、価値観のあることが大事。
ジャングルにそびえる大樹の下には、
無数の下草や低木があるイメージ。
下草こそ、豊かさ。
小鳥が集まるのは、大樹。
いずれもあってこそ。
拡散と収縮、演繹と帰納を
繰り返せる企業文化が求められます。
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【これも、コピーライターの視点_113】
<言葉は文化>
わたしがコピーライターとして
企業の広告やホームページに
キャッチフレーズや文章を提供しても、
「それは、それ」ということが
多かったのが実情です。
営業の人は、宣伝部に興味がなく、
製造の人は、企業の言葉にピンと来ず・・・
というような感じでは、
言葉の効果が限定的にならざるを得ません。
予算が限られている時代に、
それではもったいない。
言葉は、企の隅々に浸透して、
日々の活動や判断、人間関係に
働きかけるものでなくては意味がありません。
コピーライターとして、
企業活動から宣伝の言葉を
独立させてしまうことなく、
企業の内部からの変化にも援用
できなくてはいけないということは、
SNS時代の必然でもあります。
共感の言葉を開発するコピーライターが、
宣伝広告の領域にとどまっておけば良い
というのは、もはや時代錯誤な考えだと
いうのがわたしの持論。
それを握りしめて、
今週もがんばりたいと思います。
がんばるというよりも、
楽しいワクワクする取り組みなのです。
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