言葉の専門家
すごいなあと尊敬しているデザイナーさんがCONERIのことをお客さまに紹介していただくときに「コピーライターというよりも、言葉の専門家」とお伝えしてくださったそうです。それをお聞きして、現在の自分のことを的確に言ってくれたなと嬉しく思いました。
広告主の商品やサービスにおけるメッセージを見出し言語化したり、社長インタビューを文章化したりしてトップメッセージを書く経験を通して、生きていくためには「気持ちの言語化」が大切だと気づきました。言葉の前には思考があり、思考は感情が規定し、その前提に自己または自社のあり方があります。つまり言葉は、思考と感情、あり方の結果で、それらを整えることが、より良い言葉の選択につながると言えます。言葉の選択は、未来の選択です。
コピーライターは、商業文を書く職業だと2000年前後には教わりましたが、いまやその範疇を超え、人が歩を進めるのために、混沌を言葉で整理し、思考を整え、感情を整え、あり方を考える。このあたりのことがとても大切になってきていると考えています。考えるとは、具体と抽象を行ったり来たりしながら、新しい概念を獲得していくことであり、言葉の専門家とはつまり、そのプロセスの伴走と、そこから導かれる言葉の整理ができることを意味するのだろうと、現在進行形ではありますが考えています。
広告主や経営者のメッセージをどう見つけ出し、表現するか
世の中、ライターブームです。ネット社会になり、増えているご依頼は、例えば「B to BマーケティングについてSEO対策された記事を」書いて欲しいなどというもの。テーマがあり、その記事を求めているパターン。少し前の雑誌のライターさんのネット版というイメージです。それはそれでご要望にお応えしますが、私はもっと違うところにコピーライターの価値を見ています。
例えば、企業経営においてモノやサービスを売りたい場合、その「何を」メッセージするのか、それを見出すことから話は始まります。そこを支援できるのがCONERIであり、コピーライターです。「何を言うのか」を、経営者や部署のご担当者と対話しながら見出し、それを言葉で整理し、表現します。
SEO対策された記事の執筆は、その後の「方法」の一つとして有効なことが多いメニューですが、それはマーケティング(見込み客発掘)のすべででもなければ、原点でもありません。
何を誰に向けてメッセージするのか、その経営者の最も根本の課題意識に、対話(リアルでもオンラインでも)を通して向き合い、整理、表現します。ブランディングの起点でもあります。当然、市場や社内に向けたメッセージがいつもある方が、そしてそれが随時更新されフレッシュである方が、企業ってうまく動いていることが多い。黙っているよりも、エネルギーや愛のあるメッセージを、常に発信したいものです。
備忘録
商品やサービスを売りたい=まずは検索されること
を意識する企業の多くは、Googleを意識しています。
DAOという概念が主流となると言われているweb3.0の時代になると
この傾向はどうなるだろうか。
GAFAMの一極集中は解消され、自律分散に向かうのだろうか。
それをわたし如きが決めることができないくらい
止められない大きな潮流となっている事実。
良い悪いは別に、これが事実だということ。
現在の備忘録として。
1,ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
2,1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
3,遅いより速いほうがいい。
4,ウェブ上の民主主義は機能する。
5,情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
6,悪事を働かなくてもお金は稼げる。
7,世の中にはまだまだ情報があふれている。
8,情報のニーズはすべての国境を越える。
9,スーツがなくても真剣に仕事はできる。
10,「すばらしい」では足りない。
引用元:Google について|Google が掲げる 10 の事実 – About Google