【これも、コピーライターの視点_113】
<言葉は文化>
わたしがコピーライターとして
企業の広告やホームページに
キャッチフレーズや文章を提供しても、
「それは、それ」ということが
多かったのが実情です。
営業の人は、宣伝部に興味がなく、
製造の人は、企業の言葉にピンと来ず・・・
というような感じでは、
言葉の効果が限定的にならざるを得ません。
予算が限られている時代に、
それではもったいない。
言葉は、企の隅々に浸透して、
日々の活動や判断、人間関係に
働きかけるものでなくては意味がありません。
コピーライターとして、
企業活動から宣伝の言葉を
独立させてしまうことなく、
企業の内部からの変化にも援用
できなくてはいけないということは、
SNS時代の必然でもあります。
共感の言葉を開発するコピーライターが、
宣伝広告の領域にとどまっておけば良い
というのは、もはや時代錯誤な考えだと
いうのがわたしの持論。
それを握りしめて、
今週もがんばりたいと思います。
がんばるというよりも、
楽しいワクワクする取り組みなのです。
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【これも、コピーライターの視点_112】
<言葉が欲しい?!>
週末の長いポスト。「言葉をください」という依頼は、全体の半分くらい。理念をつくりたいとか、ネーミングの希望とか、そういうことが「言葉が欲しい」という依頼。もう半分は、結果として言葉が必要になったというもの。「他社との違いを鮮明にして、自社の市場を獲得したい」「社長のイエスマンではない社員の主体的な働きぶりを期待したい」。こういう願いが、結果として言葉を生み出させることになります。
「言葉と経営」という本を出して、多くの方は、それを読んでご連絡をいただくことも増えました。経営に言葉は必須であり、効率性の追求だけでは勝てない時代に、いかに競合他社と違いを鮮明にして、独自性を打ち立てるのか、つまり模倣困難性の追求に言葉は必要不可欠なものだということです。
市場に対する言葉だけでは十分ではありません。いまや、社内に対する求心となる言葉や考え方が必須。先に書いた「効率性」の追求の時代は、トップに従順な社員が重宝しましたが、いまやトップさえ方向性を迷う時代。社員一人ひとりの「知」をもって、それを一つの方向へとゆるやかに導くことができなければ、経営は困難。その過程は、誰一人として無視をせず、数の論理ではなく、どんなに少数の小さな声も大切にする姿勢が求められます。
効率性の追求が一つの踊り場にある時代にあって、企業は、学習の場でもなければ有効に機能しないように思われます。学びの文化がそこにあるのか。それが大事なこと。学びは、8割方は言葉。残りはビジュアルや図表でしょうが、それとて、解釈は言葉。精度の悪い曖昧な言葉では、学びはぼんやりとしてしまいます。社内の「共通言語」を持ち、思考の過程を開示していくことで、曖昧さは薄れていきます。コピーライターとしてわたしがクライアントに提供しているのは、こんなことです。コピーライターかコンサルか、ということですが、そんな枠組みも、もはや過去のものになるのでしょう。
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【これも、コピーライターの視点_111】
<企業の目指す姿として>
企業組織に、学びの文化があるかどうかで
その組織の成長率は大きく変わってくる。
わたしは、企業とお付き合いさせていただきながら、
常々そういうことを感じます。
社長だけが学んでいてもダメ。
社員の一人がそれを黙ってやっていてもダメ。
ダメというと言い過ぎかもしれませんが、
大事なことは「学びあう」という風土。
そういう企業は、社員が幸せそうである。
社員がいろいろな活動でおもしろくてたまらない
という表情を見せている。
憧れの対象がたくさんあり、
それに向けてのがんばりが楽しい。
そして何より、そこに笑顔と笑いが絶えない。
企業のあり方として実現は容易ではないが
(容易ではないから、
お金を払ってわたしが呼ばれているのだろう)
目指す姿として価値や意味のあるものである。
その核には、ぶれない言葉がある。
企業が目指したい姿を示す言葉があり、
企業が創りたい価値を描く言葉が明晰である。
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【これも、コピーライターの視点_110】
<わたしは30%魚です?!>
経営とは、選択の連続である。
選択とは、他を捨てて、
一つに決めること。
「南に行く」と決めるとき、
当たり前だが、北には行けない。
しかし、実際には決めかねて、
南西に中途半端に舵を切り、コケる。
中途半端の何がいけないのか。
それは、「違い」が生まれないことにある。
勝っている企業は「違い」が明確だ。
違いとは、0か100。
人間か魚か、というくらい違う。
「わたしは30%魚です」
というのはおかしいが、
(広い世の中存在するかもしれないが)
そのおかしな30%を捨てきれない経営者が多い。
それが、失敗の原因。
なぜ、30%にこだわるのか。
そこには、依って立つ言葉がないことが多い。
企業の存在価値を言葉で明確化・戦略化していく
言葉がないのである。
言葉を持たない企業は、
そうやって地道に衰退をしていく。
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【これも、コピーライターの視点_109】
<家庭と職場の連続性のなかで>
幼児や小学生に対して、
存在をまるごと受け入れる言葉、
例えば「大好きだよ」とか
「いつも応援しているよ」
と声を掛けると、
彼らの眼は輝き、元気になります。
それは、成長をさせる言葉。
このような家庭の言葉が
日常的に飛び交っている職場は温かい。
人を元気にさせ、やる気も出るはず。
しかし、多くは、なぜかヨロイをまとい、
日常の言葉が普通に出てこない。
互いに緊張の関係にあるのでしょうか。
働き方の多様性は、
人の多義性の容認でもあるとすれば、
家庭と職場の連続性のなかで
平易で温かな言葉が飛び交う職場が
いま求められているように感じています。
言葉が変われば、働き方が変わります。
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