今週の動き
今週も、大阪からのスタート。良い天気です。大学から帰れば、得意先との打ち合わせ、新規のお客さまとの打ち合わせ、スカイプ会議などがあります。スカイプ会議はどうも慣れませんが、ご希望があればという感じです。木曜には、ブックオフに出張買取をお願いしています。会社の壁一面に作りつけた本棚の中身を厳選します。名残惜しいが、数年も手にしていない本は、英断です。金曜は、太田地区の「未来デザイン井戸端会議」の新年会。ゆるく、楽しく。今週も、子どもの野球教室のお伴があります。冬に仕上げてシーズンを迎える。これは、大人の私にとっても良い刺激になっています。野球教室には、中学生の硬式のチームがあります。彼らの引きしまった練習ぶりにいつも刺激をいただいています。真の楽しさとは、じゃれあうことではなく、できることが一つずつ増えていったり、克服したり、戦い抜いたあとのすがすがしい気持ちにこそあるのではないかと思わされます。今週もよろしくお願いします。
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【これも、コピーライターの視点_138】
<人生にも経営にも哲学を>
正月の新聞で柄谷行人さんと横尾忠則さんの対談がありました。柄谷行人さんは「カントもマルクスも読まず何ができる」と言っています。そして、「教養主義を復活させようとしているのではない。現実に立ち向かうときに教養がいるのだ」と述べています。まったく同感です。
教養を超えて、わたしは哲学が必要だと思うに至っています。42歳まで生きてきて、実は人生は長いと気づき、もっと正確に言えば、哲学のない人生は長いと言えます。哲学に対するのは、小手先のテクニックやノウハウでしょう。時間感覚が忙しく、短くなってきているのが現代だと思います。そういう時代ですから、小手先バンザイ!ノウハウ大好き!も無理もありません。
ネットのつぶやきも短く。写真をサクサクあげていくことが人気で、長いややこしい文章に食らいつくゆとりも気概も薄れているように思われる時代に、あえて哲学だと言いたい。企業経営者のなかでも、ノウハウを求めて東へ西へ動き回るタイプと、ブレない哲学をお持ちのタイプとに分かれるように思われます。
2018年、わたしは哲学のある経営者とともに仕事がしたい。ノウハウや小手先のテクニックには興味がありませんので、そういうものを求める経営者のお力にはなれないと思います。哲学では飯が食えない。理念では飯が食えないと思われているなら、急がば回れの精神です。逆にノウハウを求めて右往左往するのは、安物買いの銭失いでしょうか。哲学のある人間になろうという自省を込めて、年のはじまりに。本年もよろしくお願いいたします。不確かな未来を切り拓くのに必要なのは、哲学であり、それは言葉です。
今週の動き
2017年最後の月曜。得意先からネットに掲出する原稿を依頼いただいていて、5本ほど抱えていますが、ネットはいけませんね。メディア(テレビや新聞など)や印刷物などと違って、明確な入稿日がなくズルズルといってしまいます・・・できれば年内にとは思っていますが。デザイナーさんからあがってきた企業案内のラフを見て、原稿の調整が必要な案件も一つ。明日は、太田地区の仕事。高松市からの事業で企画提案させていただいた「太田地区未来デザイン井戸端会議」。地域の方とデザイン思考の実践のときです。水曜の夜は、OSアカデミア。高校生グループは今年最後の授業です。先週解いてもらったセンター試験の問題の解説を中心に、進度調整をして年内最終授業とします。29日までは、会社に出ることになりそうです。30日は、地域の獅子舞。正月の準備です。子どもの野球塾も29日までお願いしています。才能に休みなし。最後まで、全力投球です。
タグ:#CONERI #クリエイティブ #コミュニケーション #コンサル #言葉と経営 #こねり #デザイン思考.#東京 #人見
【これも、コピーライターの視点_136】
<新しい時代の新しいやり方>
週末のポスト。わたしは、未来は「不確かだ」という仮説を持っています。逆の「確か」とは、先に成功した誰かの模倣をすれば、自分も成功できるという未来。不確かさとは、何が起こるかわからないし、それゆえ、先行者の後を模倣して歩いたのでは、どうにもならない状態だと考えています。
コピーライターとして企業の支援をするということは、その不確かな未来にあっても、未来の確かさを、言葉を軸に築いていくこと。その軸には、市場からの共感を得るだけではいけません。上意下達の時代、つまり、トップの指揮命令が唯一解として全社員右へ倣えすることで、効率よく業績が上がった時代は過去のもの(業種にもよるかもしれません)。全社員が、自ら思考し、判断でき、表現できることが企業の模倣困難性を高める時代にあっては、経営の言葉は社員からの共感も得られ、求心力となることが大事。
広告というものの依頼が絶えないことを見ると、それはそれで、これからもなくなる領域ではないのだと思います。少なくともわたしが生きているうちは、ずっとあると思われます。それは、市場に向けた言葉の開発。「確かな未来」の時代にはそれでも良かったのでしょうが、「不確かな未来」においては、その言葉は市場に向けるだけでなく、社内に対しても求心力となることが大事だと考えています。
それは、言葉を社員が自ら思考し、判断でき、表現し、企業の模倣困難性を高めることに活用するのが合理的だということ。合理的とは、不確かな未来を切り拓く力になり得るということです。ですから、コピーライターと企業のかかわり方をCONERIは変えていっています。広告の言葉が「表現の結果」であれば、その開発の過程から二人三脚し、思考のプロセスを共有しています。その思考とは、デザイン思考。言葉が、社員の生き方やあり方に働きかけ、新商品の開発や営業展開、広告・広報にも一つの拠り所となる言葉です。
【これも、コピーライターの視点_135】
<包括的>
企業のコミュニケーション戦略全体を
支援しつつも、細かな原稿を書く仕事は
なくなりません。
常にあるのは、求人の原稿です。
これは、わたしがこの仕事をはじめて以来、
変わらない仕事です。
これも、企業理念がしっかりしているなら、
そこから展開した理念と一体感のある
文章が書けますが、
理念のしっかりしていない企業は、
毎回、場当たり的な文章にならざるを得ない。
結果、その求人の掲出は、
消耗されて終わるのに対し、
前者は、ブランドとして蓄積される。
その積み重ねは、大きな差となります。
言葉の仕事は、企業のコミュニケーションの
あらゆる側面を包括していくことが
大事だと思います。
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