企業の言葉は、経営者の心の声です

物が捨てられないという人がいます。今あるものにしがみつかなければ、もう入ってこないと思っているのだと思います。捨てる人は、どんどんと循環して入ってくると思っています。どちらも、自分の考え方や世の中の見方の結果です。社員に「がんばれ」と言う経営者は、どこかで社員は頑張っていないと思っているのかもしれません。常にがんばれという言葉よりも「ありがとう」が先に出てくる経営者は、社員はいつも頑張ってくれていてありがたいと思っています。

企業の言葉は、経営者の心の声です。これは、経営者にインタビューさせていただいたり、取材をさせていただく中で感じること。同じ現実でも、それをその社長がどのように見てるかで、出てくる言葉が違い、理念が変わってきます。コピーライターの限界です。言葉を持っていっても、それを受け取る人の気持ちや心理がそこになければ、絵に描いた餅。素直さや受け止める力が、救いとなることもあります。

その人から出てくる言葉は、その人のものの見方の結果であり、その企業の現実は経営者の社員を見る目、市場を見る目の結果。楽観的に市場を見ると前向きで明るい言葉が出るし、悲観的に見るとその逆。どちらにしても、見ているのは同じ世界。言葉はものの見方が決めるという観点から言えば、そんなことが言えるなあと思う今日この頃です。困難に遭遇するのは常ですが、いつもできる方法を考え、感謝と愛の眼差しで世の中を見つめたいものです。


タグ:#言葉はものの見方が決める #CONERI #こねり,#コピーライター,#言葉と経営 #クリエイティブ #メビック扇町