【これも、コピーライターの視点_123】
<野球ノート>
息子が入っている小学生の野球チームの
チームづくりの仕掛けとして
「野球ノート」を書くことを始めてみました。
目的意識を持って練習に来てほしいので
「今日のめあて」を書き、
練習が終われば、
「成果と課題」を書いていきます。
今日のめあてで面白かったのは、
いつもコーチに文句を言っている子どもが
「今日のめあては、コーチに文句を言わないことです」
と発表したこと。
「実は、そう思ってたんだ!」という発見。
実に微笑ましく思いました。
成果を書いているのを見て感じたことは、
監督やコーチの指導が腑に落ちている子どもほど、
具体的な言葉で指導を振り返ることが
できているということ。
腑に落ちていない子どもは、
漠然としか書けない。言葉が抽象的なのですね。
書かせるということは、
カラダで学んだことを定着させ、
自分のものにすることに役立ちます。
それをみんなの前で発表することは、
学びあい、高めあうチーム作りに役立ちます。
企業も同じです。
書く習慣、文化づくりの仕掛けに
CONERIの二人三脚は活用できます。
【これも、コピーライターの視点_122】
<時間感覚>
効率最優先の時代から、思考や創造という手間と時間のかかる「slow」を寛容できる時代へ。この変化は明らかですが、わたしたちは、どうしても急いている感が否めません。とくに子育て世帯は、子どものリズムと親の仕事のリズムにより、急く心理的なプレッシャーが二乗になるような感覚があります。企業は業績の上がっているところはゆったりとしている傾向にありますが、業績の悪い企業は、急いて、急がば回れに耐えられず、社員を無駄に疲弊させている現実を目にすることもあります。
時間という概念が、わたしたちの速度感覚を決めているのではないか。ふとそう思うことがあります。企業の時間は、おそらく「決算」による縛りがもっとも大きいのではないかと思います。年に1回。納税の義務もあります。それにむけて、半期や四半期の決算、毎月のバランスシート、日々の経理などがあるのでしょう。決算が2年に1回で良ければどうなるのだろうか。株式市場の活況が失せていくのかもしれません。それは、成長だろうか、後退だろうか。
コピーライターとして、創造の仕事をするとき、もっとも確保しなくてはならないものは、時間です。しかし、その時間は、「作業」の時間に比べて、忍耐が必要。作業とは、メールを返すなど、サクサクできること。作業では仕事は生まれず、生まれる条件は整うかもしれませんが、創造に至ることは少ない。教育も同様。知識・技能を量ではかる時代は、スピードも要求された。ドリルを時間内にできるか、というようなこと。しかし、「思考力・判断力・表現力」の時代に、子どもが必要なのは、考える「時間」であり、表現する「時間」です。
企業に呼ばれて、言葉を軸とした経営の改善に取り組むとき、「時間感覚」というものが「効率最優先」の時代から柔軟に変化していなければ、その企業にその取り組みが定着することは難しい。最近、そういうことを感じています。わたしたちは、速度の速くなることが文明の進歩であり、良いことだということが刷り込まれてしまっているのかもしれません。新幹線の次は、リニアモーターカーです。それはそれでたしかに進歩ですが、そこにslow / slownessな選択肢に積極的になることが重要なこと。時に歩き、ときに自転車で行けば、違った景色も見える。創造のはじまりです。
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【これも、コピーライターの視点_121】
<結局は自分で考えるしかない>
人類は、農業から工業へ、
そして、知識産業へと進展していますが、
経済学の主流は、工業化の時代で
止まっているように思われます。
原価計算というのも、
工業の時代のもので、
例えば、知識産業に属するコピーライターに、
工業に用いるそれに当てはめても
ピンとくるものではありません。
理論というものが
「実際」のあとに来るものであるとすれば、
現実に直面している課題に対しては、
本で学んだことをもとに
自分で考えるしかありません。
学んでいる内容が希薄であれば、
それはそれでしんどいことですが、
どちらにしても、本やネットに
処するノウハウはあっても、
自分たちの企業の実際に当てはまることは
ほとんどないのが実情ではないか。
これが、CONERIがノウハウを提供することを
二の次にして、個々の思考力を鍛えることに
働きかけるアプローチをとっている理由。
思考とは、言葉です。
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【これも、コピーライターの視点_120】
<人は、人の道具であってはならない>
「仕事」はどのように成り立つのか。
仕事を支えるのは、「知識・技能」であり、
それらは「定着」してはじめて使い物になります。
知識・技能を支えるのは、
その人の考え方や価値観です。
企業の理念や指針は、その価値観にまで
働きかける言葉である必要があります。
上司と部下の関係に置き換えてみると
納得がいきます。
部下の知識・技能だけを重用し、
その人となりを無視する上司。
または、価値意識や自己のあり方に疎い社員は、
企業の道具になりやすい。
極端に言えば、成長期の日本は
社員を「労働者」として「管理」することを
「マネジメント」と呼び、
「効率化」を図ることで業績が伸びた。
いま、そんな企業は支持されるだろうか。
わたしは、今日このような話を
得意先でさせていただきました。
企業が内部・外部問わず発する言葉は、
価値観やあり方を指し示すものでなくては意味がない。
企業の存在価値を言葉で明確化・戦略化する
根底にはこのような考えがあります。
これも、コピーライターの着想。
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【これも、コピーライターの視点_119】
<論理的であるということ>
同じことをカタチを変えて繰り返すことを
論理的と言います。
論理的であれば、人に伝わりやすい。
「旨い! 安い! はやい!」
をスローガンに掲げる飲食店は、
接客において、それと同じことを繰り返せば、
店の評判は一定水準に達します。
広告においては、旨さや安さを訴求し、
安くなるクーポンを発行することも、
スローガンをカタチを変えて繰り返している
ことにほかなりません。
そして、それ以外のことを持ちださないこと。
それが論理的であることを保証します。
スローガンは、飾りの言葉ではなく、
企業の日々の活動を保証し、
司る大切な意味があります。
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