この時代に!
企業が商品やサービスの認知を広め、消費者に購買行動をとっていただくまでに必要な言葉が少しずつ変わってきています。栄華を極めたマス4媒体に載せる言葉から、ネットの出現によって検索されるための言葉、つまりSEO対策された記事的なものが必要とされ、検索にGoogleではなくSNSなどが活用され、現在、チャットGPTの出現によって、検索という行為も消費行動の全てから、選択肢の一つになろうとしているのかもしれません。
今、世の中のコピーライターがどのような仕事をしているのか、人それぞれで興味のあるところですが、先日、you tubeで商品をPRしたいのだが、商品の誕生の背景から特徴までをお話するので、you tubeの構成を考えていただけますか?という問いかけがあった。なるほど、それはチャットGPTにするには、まだ手間なのだろうか。担当者の頭に混沌と詰まっている知識をいったん形式知化し、それをチャットGPTに前提条件として入力し、番組の台本を作れと命令すると仕上がってくるように思う。できない話ではないように思うし、どのようなものができあがってくるのか見てみたい。
その他、それが部分最適としてyou tube番組にはなったとしても、そのメーカーさんの世界観に合致するのか、いわゆるブランディングの観点で全体最適を見直し、磨くという作業も、まだAIに依存するには入力の手間がかかりそうだと思う。時間の問題だろうか。AIの発達に依らず、経済活動は物事を伝えるという過程、つまり言葉がどうしても必要で、その正確性や的確性、妥当性、合理性において人の良さを出せるコピーライターでありたいと思います。
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