【これも、コピーライターの視点_46】
月刊「事業構想」という雑誌の編集部から
取材をしてほしい人がいると連絡があり、
これまでピカラの社長さんや
丸亀町商店街の古川理事長だったりしたので、
今回はどなたかと思いきや、
チャレンジ塾で学びの場をともにした
波多氏でした。
世の中は狭いものです。
書店に並んでいます。
ぜひ買って読んでください。
「空き資源活用のアイデア」というテーマで
波多氏が手掛けた「廃校グルーブ」について。
わたしは、波多氏の取材を終えて、
文章を次のように締めました。
「誰かのためとか、地域のためという
大義を背負わず、好きなことを、
好きなようにやるという姿勢が
実に健全であり、微笑ましく、
結果として成功に導いた要因では
ないだろうか」。
わたしは、ノウハウや小手先で
物事をこなそうとしている人が嫌いで、
内面のあふれる熱意や情熱に
突き動かされている人を好ましく思います。
波多氏は、その代表みたいな人でした。
仕事をしている人には、
金持ちと貧乏、頭の良い悪い
という対立軸などなく、つまりこれらはすべて
曖昧で主観的な相対比較でしかありません。
本当は、好きなことを仕事にできている人と
そうではない人
という分類しかできないように思います。
そこに、自分は自分にウソがつけません。
波多氏を取材させていただき、
わたし自身の学びにもなりました。
ありがとうございました。
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【これも、コピーライターの視点_44】
昨日は、行政職員の方に、
デザイン思考のお話をする機会がありました。
デザインというと作品主義のデザイン、
つまり意匠や美的な処理をイメージしがちで、
それは、1960年代70年代の
大量生産・大量消費の時代に着目をされた
「課題解決」の一つであったと言えます。
つまり、大量に生産されたモノたちから、
頭一つ抜け出るのに、意匠への工夫を図る
という視点から生まれたものです。
その時代の印象が強烈であり、
見た目にもわかりやすいことから
デザイン=意匠という認識で
多くの人の思考が止まっています。
何事も、経済成長期のイメージは強烈で、
そこで思考停止するまたは、当時の感覚を疑えない
というのは、無理もないことかもしれません。
しかし、いまや「コミュニティデザイン」
という言葉があるように、
デザインとは、「課題解決」というのがその本質です。
「地域の課題を解決すること」を、
「地域をデザインする」と言い換えることができます。
事業や企業も同様で、デザイン思考は、
イノベーションの必須要件ですが、
こういう文脈で「デザイン」という言葉を使うことは
まだメジャーになっているとは言えません。
わたしは、
「事業・企業のデザイン」「生活や文化のデザイン」
こそが、この時代を生きやすくすると信じていて、
そういう着想が広がればと願っています。
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【これも、コピーライターの視点_43】
情報発信は、回数が大事。
人は、同じことを繰り返し目にしないと覚えないもの。
チラシを作ったなら、
ネットで検索して確認できる準備を。
テレビCMも同様。受け皿としてのネットは有効です。
ネット広告で見た内容がテレビでやっていた
というのも有効ですね。
ブランディングも同様のことが言えます。
ブランドの核となることを、カタチを変えて繰り返す。
ロゴやサイン(看板)のことではありません。
社員(店員)は、ブランドプロミスを体現できているか。
営業スタッフの言動は、ブランドを表しているか。
違う現象面でも、同じブランドの核が
しみわたっていることが肝要です。
同じことを、カタチを変えて繰り返すこと。
つまり、論理的な設計が求められます。
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【これも、コピーライターの視点_42】
課題にぶつかると、
俄然、やる気も出て、懸命な姿勢を見せる経営者も、
課題にぶつかるまでは、漫然とした日々。
これは、大人も子どもも共通するのではないか。
夏休みの終わりに宿題をする子どもは、
課題意識に芽生えた状態です。
課題が見つかるとは、
人のカラダで言うと、不調を訴えることに似ている。
時すでに遅しのことも。
課題の発見は、経営において重要なことで、
それ以上に、日々のセルフチェックが大事。
どのような視点で評価し、現実に意味を見出すのか。
体温を毎日測るというような行為。
自分の平温を知っていると、
それを基準に、チェックができる。
コミュニケーション戦略も、
指標を持ち、それに沿って日々チェックできる
という状態が、課題の発見を早めてくれます。
では、指標をどう作るのか。
そこが問題となってきます。
やることは、いくらでもあるのです。
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【これも、コピーライターの視点_41】
不都合な真実と向き合うことを恐れると、
企業は衰退します。
百貨店の人気が低迷している
という事実は数字で見えても、
かつての栄光が邪魔をして、
その真実をそれほど重要なこととして
受け止めないでおこうという経営幹部は
少なくなかったと聞きます。
もう自社の業態に誰も興味を持たないのだ
と認めてしまうと、まだそこからの転換の模索も
やりようがありますが、
それさえ認められない役員会では、
その先の未来は、消されたも同然。
不都合な真実は、
調査段階から消えてしまうこともありますが、
そこに外部の客観的な眼があることで、
見えなかったものが見えるというもの。
なぜ、企業に外部の眼を入れる必要があるのか
という問いに対する一つの回答。
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