【これも、コピーライターの視点_94】
<見えない資産を持とう>
うまくいっている企業は、
見えない資産を持っています。
顧客からの信頼、学習する企業風土などは
その一例。
これは、伊丹敬之氏も言っておられること。
コピーライターとして、
言葉を納める仕事は、まだ見える仕事。
わたしの興味関心は、その言葉を
いかに企業の「見えない部分」に浸透させて、
成長する企業体質/風土を
企業と二人三脚でつくっていくかにあります。
旧来のコンサルとも違う。
コピーライターとしての言葉の開発を起点に伴う
あたらしいやり方であり、
CONERIの実証実験でもあります。
ご理解いただき、ともに実践くださっている
企業の皆さまには、感謝しかありません。
ありがとうございます!!
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【これも、コピーライターの視点_93】
【これも、コピーライターの視点_92】
<思考するということ>
成長し、活況に沸く時代は、
その流れに乗れば企業は
好転し続けたのかもしれませんが、
それが停滞し、逆回転でも始まったとき、
人は、何を考え、どのような手を打つのか?
その手は、もはや対処療法では終わりだ。
対処療法は、ノウハウとも言う。
型の決まったものに自社があてはめられるほど
商売は単純ではない。
それぞれに、それぞれの事情がある。
結局、自分で考えなくてはならない。
しかし、多くの場合、
活況の時代と見比べたときの絶望感が勝り、
思考は停止していることが多い。
自分の頭で考えろと言うことが
いかに難しいことか。
考えるとは何か?
模倣するのではなく、考えるということ。
どこかから役立ちそうな情報を
引っ張ってくるだけとも違う。
思い悩むのとも違う。
思考の髄を触りに行った者に共通するのは
人のせいにしないということではないか。
CONERIの言葉の仕事は、
思考停止を再始動させる
エンジンの火付け役みたいなもの。
無責任に火は点けず、
向かう先を同じく見つめ、
乗組員一人ひとり
の思考が覚醒するまでお付き合いします。
思考は、言葉です。
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【これも、コピーライターの視点_91】
「キャッチフレーズ開発における発想法」
として有名なのは、
"what to say"から"how to say"。
"what to say"は「何を言うか」であり、
訴求する視点の開発を意味します。
"how to say"とは「どう言うか」であり、
開発された視点について
どのように表現するかを考えるもの。
わたしはこの次に
"why to say"の視点が求められている
のではないかと考えています。
これは、企業の存在価値を
言葉で明確化・戦略化するもの。
近代化が達成されたのち、
私たちは模倣すべき未来を失い、
画一的・効率的な思考に代わって、
「デザイン思考」が求められる
時代を生きています。
"what"と"how"の追求を自己目的化させて
広告を作品と呼ぶことを突き抜けるには、
"why to"という問いこそ有効であり、
それは「デザイン思考」そのものだと言えます。
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【これも、コピーライターの視点_90】
雨の土曜。今日は事務所で原稿を書いてお客さんに届けなくてはなりません。打ち合わせや会などで机に向かう時間がまとまってとれませんでしたが、今日は静か。今週は、時間に追われるスケジュールのなかで、企業スローガン、キャッチフレーズ、ボディコピー、それに基づく事業構想の見通しを提案させていただいたお客さまから「これからわたしたちが目指すべき道筋がより明確に見え、何かワクワク感が半端なくこみ上げてきます」というお言葉をいただき、それが言葉の力だと改めてCONERIのやり方や指向しているところに間違いはないと確信したところです。
やっていることは単純で、企業スローガンやプロジェクトスローガンを、商品開発、人事政策/社員教育、営業施策、広告/広報へと素直に展開させ、それぞれの部署の社員の方と、言葉を基軸に二人三脚をしていくということで、それはどの企業でも、ほぼ同じことです。その過程は、企業が市場に向けてコミュニケーションを図るだけでなく、社員に向けて図るコミュニケーションが圧倒的に重要で、いかに主体性を発揮し、社員一人ひとりが主人公となれるかが最大の焦点です。そうなれば、わたしは彼らの良いものを引き出すことが仕事に代わり、それは結局、市場へのコミュニケーションの言葉を開発する最大のヒントとなります。
多くの得意先の経営者は、言葉を起点に、ここまで事業展開として具体的に動かせるものかと驚きを持たれていますが、これが、企業の存在価値を言葉で明確化・戦略化していくということ。明確化とは、企業スローガンやキャッチフレーズなどに言語化/ビジュアル化するということ。戦略化とは、企業活動の4領域、つまり、商品開発、人事政策/社員教育、営業施策、広告/広報へ落とし込んでいくということ。実に明晰で一点の曇りもない状態が、わかりやすさとして共感を得る第一歩となります。
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