【これも、コピーライターの視点_35】

言葉を経営に生かそうと考えている
CONERIの得意先は
大きく2つに分けられます。
経営が好調で予算も潤沢、
この機会に言葉で経営を強化したい
というのが一つ。
もう一つは、財務や法務では限界があり、
次の手段として「言葉の経営」を実戦
してみたいというグループ。

いずれも現状をヒアリングして、分析し、
何をすべきかを整理していくところから
始まります。
始まりのきっかけは異なっても、
着手しはじめると、
まず社内に共感の輪が広がりはじめ、
笑いとワクワクに満ちたプロジェクトに
成長していくことを実感されているようです。


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【これも、コピーライターの視点_34】

動画が人気です。
人気だとわかっていても、
企業コミュニケーションに生かすとなれば、
動画をつくりたいという希望だけでは
どうにもならないのも事実。

何を伝えたいのか?
ということにはじまり、
それは全体のコミュニケーション戦略の
どこに位置づくのかを見通すことが必要。
そのうえで、動画の制作です。

制作は、制作会社やクリエイターにお任せすれば、
それなりのものが出来上がりますが、
前述したコミュニケーション戦略全体の位置づけと
何を言うのかということについては、
自社内での精査が必要です。
このステップがCONERIの仕事領域です。


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【これも、コピーライターの視点_31】

「これも、コピーライターの視点」というときに
特筆すべきは、教育的な視点です。
人を育てるというとおこがましい。
そこまで構えなくても、
人は成長する存在だという前提に立つ。
それだけのことですが、
その前提に立ってコミュニケーションを構築するのと
そうではないのとでは、
成果に雲泥の差が生まれます。

人を成長する存在として、
企業の成長物語のなかに組み込む。
そのための「仕掛け」を考える。
昨日は、こういうお話をしてきました。


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【これも、コピーライターの視点_30】

何かを世に表明すれば、
賛否が出るのは世の常。
近年であれば、「バカをやろう」という
ビートたけしが出ているCMが挙げられます。

わたしはかかわっていないので、
視聴者の一人という立場でしかわかりませんが、
マンネリ化した企業風土、商品開発に
企業が好んで使う言葉で言うと
「イノベーション」を起したいと願っての
表現であり、それはまた、社会的にも
共感が得られる時代だと踏んだのだと思われます。

これを参照しているのは、
企業の言葉は、それ単独で湧いてくるものではなく、
あくまでも、企業の抱える課題や経営者の願いに基づき
開発されるものだということ。
そして、その課題や願いに社員の共感があれば
鬼に金棒。
つまり、課題の抽出と願いの発信が
言葉の開発の先に立つということです。


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【これも、コピーライターの視点_29】

コピーライターの資質の根底には、
人間を見つめる温かなまなざしが必要です。
そのうえに、マーケティングや
コピーライティングの技術が立ちます。

人間を見つめると、そこには
人に共通するものがあり、
それが共感を誘うことがあります。
それは、人間の本質であることが多い。

吉本新喜劇などを見ているとよく分かりますが、
人は権力への媚びへつらいとそれへの反発心の
両方を持つ生き物だとわかります。
媚びへつらい、権力に取り入り、私腹を肥やす人を
時にうまいなあと感心する一方で、
自分はそうしない潔癖さや潔さに生きようと
意を固くする心情も持つものです。

同様に、人の二面性には
臆病さと大胆さ、賢さと狡さ、抑制と爆発
などがあり、人は矛盾する考えに折り合いをつけながら
生きているのだと言えます。
それらを、人の愛すべき愚かさとして
面白く描いているのが新喜劇でしょうか。
広告表現においても、
同じような視点を見ることができます。

人の愛すべき愚かさ。
わたしは、いつもそのことを思います。
社長は立場でものを言うことも組織として必要ですが、
真に愛されている社長は、
そうでありながらも、愚かさを見せる強さがあり、
それは、結果として、親しみや愛されることにつながる。

企業を代表する言葉は、あまり固くせず。
柔らかさの一つは、人に共通する
愛すべき愚かさであったりします。
そこにも、大いなる共感は生まれてきます。


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