【これも、コピーライターの視点_89】
<稼ぐ組織は、教育の場>
企業組織というのは、
どこまでいっても「教育」。
雨の日、店に貸し出し用の傘や
乾いたタオルを置いてくれている店。
来客時に、全員が気持ちのいい挨拶の
できる店。
仕事を自分ごととして、主体的に
嬉々として取り組める企業。
一人のある人ができるのは
その人の特性かもしれませんが、
組織全体としてそのような「文化」
を醸成し、定着していくのは、教育。
教育というなら、成長の実感が必要。
ここに幼児教育の専門家、無藤先生の言葉を
引用しますが「つまり、それらは、
気付き・できるようになる機会を増やし、
試し・工夫するよう促し、
やってみたいことを見つけ、
最後まで粘り強く取り組もうと
することを支えることなのである。
そういう活動を増やし、導く」。
とあります。
幼稚園児の成長スパイラルの延長に
企業組織もあるのだとわたしは見ています。
任意の人の集団である企業か、
任意の幼児の集団であるのか。
年齢は違えど、多様な価値観や特性を持つ
人の集団である以上、
そのなかで個人が成長実感を伴いながら
組織も豊かになるという意味では
まったく同じではないか。
企業の場合は、その軸や判断基準に
明確な言葉が必要。
企業の存在価値を明確化・戦略化
していく言葉に照らして、
社員の成長を意味づけ、評価していくのが
管理職の役割。
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【これも、コピーライターの視点_88】
日本中央競馬会のCMを
ついこの間まで、
毎朝みていたように記憶しています。
鶴瓶と数名の若いタレントが出てきて、
「夏競馬」なんてやっていました。
競馬を熱心にやっていた世代を
団塊の世代と見ると(実感ベースですが)
それは、成熟したと思われる市場の一つ。
同様に、遊技場(パチンコなど)も、
メインの顧客層は、高齢化しているのではないか。
メインの顧客であふれかえるとき、
新規顧客を迎え入れる精神的な余裕は
おそらくよほど仕組み化していないと
ないと思われます。
団塊の世代が熱狂する一方で、
それに影響を受けて同じようにする人もいれば、
「自分のものではない」と思い込み、
見向きもしない人もいる。
成熟市場を放置するとは、
このような結果を招くという
わたしの実感ベースの一例です。
もちろん、競馬とか遊戯関係は
文化的、心理的、時代的な背景もあるでしょう。
しかし、それも含めて、
コミュニケーション戦略の及ぶものです。
企業は、商品のコミュニケーションから
企業のコミュニケーションへと
そして、文化・風土へと働きかける。
こういう拡がりが本来は必要です。
いつまでも自社のことばかり語っていては、
御社の軸足を置く市場は、
いつか衰退してしまいます。
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【これも、コピーライターの視点_87】
新規顧客の獲得のためのコミュニケーションと、
コアなファンに対するコミュニケーションは
おのずと違ってきて当然です。
違えるのが望ましいのですが、
往々にして、新規顧客に対するコミュニケーションは
ちょっと後回しになってしまっていませんか?
業界やブランドが成熟してしまってからでは、
新規顧客を引きつけるのは難しい。
初めてのメンバーの飲み会に
盛り上げっているところに遅れていくようなもの。
自社商品のターゲットが決まれば、
そのターゲットの成長にあわせた
コミュニケーションを丁寧に構築していくことが
肝要です。そして、常に新規の風を
会社に入れておく必要があります。
成熟した顧客は、衰退目前の客だと
言っても過言ではありません。
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【これも、コピーライターの視点_85】
<経営課題は、言葉が解決!>
経営上の課題は、
お金のこととそれ以外のことに
大きく言えば分けられると考えています。
お金のことは、会計士や税理士の仕事。
中小企業診断士もそこに含まれるのでしょうか。
それ以外について、
言葉を軸になんだって解けてしまう。
これからのコピーライターは、
そうでなくちゃ!
というのが、CONERIの考え。
もはや、既存の枠組みで
物事が解決をみるのは困難な時代。
拠り所となる言葉が軸にあるかないかで
企業経営は、大きく変わっていく時代だと言えます。
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【これも、コピーライターの視点_83】
<言葉は記憶の助け>
企業スローガンをつくりたい
という相談をいただきました。
企業名や店名が平凡な場合、
ユニークなキャッチフレーズを持てば
そちらの方で記憶されるかもしれない。
なぜ、記憶されないといけないのか?
近年のSNSのマーケティング理論で言えば
検索されるため。
記憶し、検索し、興味を持ち、そこに行ってみる
という流れが自然です。
記憶されるのは、言葉です。
自社が知られない、認知が薄いというお悩みは
もしかしたら、記憶されていないのかもしれません。
つまり、言葉を持っていない企業/お店ではないか
という見方ができます。
自社だけの言葉を持ちませんか?
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