体温が上がる言葉
「うわっ! 体温が上がった!!!」
という歓喜は、NPO法人わははネットの
理事長・中橋惠美子さんのお言葉。
15周年に向けたあたらしいクレドの制作過程で
聴かれた言葉でした。
その言葉は、
5月半ばに同法人の設立記念パーティでお披露目
ということで、いまは伏せますが、
とにかく、15年やってこられた実績のうえに立ち、
次の見通しをスタッフの一人ひとりが
実感できる言葉で表現したものです。
コピーライターは、代表の思いを
代弁するにすぎません。
何となく足の裏がかゆいという時に、
靴を突き破って、「ここでしょ!」
と言い当てる感じでしょうか。
そりゃ、ズバリ掻かれた方は
この上ない快感!!!
「言葉によって体温が上がった」
ということは、「言い得ている」ということであり、
それは、言葉によって動く元気を得た、
働きかける対象が具体的になり、
何をしていいかが分かった、という
ニュアンスに近いと思います。
人は、言葉にできないと動けない
ということが理屈抜きにあるのですね。
人を元気にしたり、勇気を与えたり、
前向きな気持ちにできる力が
たしかに言葉にはあるのですね〜。
コピーライターと一緒につくるクレド
経営者と社員が一体感を持てると、
会社はうまくいきます。
では、その一体感はどうやれば
出てくるのか?
意志のある大の大人の集まりの真ん中に
社長のワクワクがあれば、
それは、何よりの大きなマグマとして
組織を求心していく力になりますね。
ワクワクは空気感ですから、
できればそれを明文化しておきたい。
明快な言葉にしておくことで、
どのスタッフが見ても、
どのお客さまが見ても
ねらいとするとことが
ブレずに伝わっていく。
しかし、
ワクワクを言葉にしようと構えると
よく見られる例としては、
地域貢献とか、共感共苦など、
ありきたりの四字熟語にすりかわる不思議。
漢字の文化が・・・と
言っている場合ではありません。
社長のワクワクは、
社長独自の固有のものであるならば、
生まれてくる言葉にも
オリジナリティの輝きがあってこそ、
求心の力は高まります。
その明文化したものを
「クレド」と言います。
「クレド経営」とは、理念や指針、
つまり企業の精神を経営の軸とする
経営手法のことです。
人材育成、人材採用、人事評価、
サービス向上、ブランディングなどに、
クレドは、まっすぐに力を発揮します。
3ヶ月間、90日で一緒に完成を
見に行きませんか。
漠然とした思いに
一筋の光を与え、
最高の言葉でお応えします。
➡コピーライターと一緒につくるクレド
セミナーを開催します! 【6月_品川】
突然ですけどね、
リアルな学びの場を
つくっていこうと考えたのです。
おかげさまで、拙著「言葉と経営」の
拡がりは順調で、
それは、コピーライターが出す本としては
ほとんど例を見ない
「気づき」に主眼を置いたものです。
コピーの書き方とか事例集というのは
たくさん出ていますが、
「気づき」を促す本というのは
わたしの知る限り、少ない。
それは、言葉にする以前に、
気づきがなければ、しんどい
というわたし自身の気づきが
書かせた本です。
セミナーでは、言葉にならないもどかしさを
10名程度の少人数で
丁寧に解きほぐして
「言葉にできた!」「言えた!」
という突き抜けた感覚を
得ていただきます。
御社の企業経営において、
課題を言葉で解く実践もできます。
課題持ち込みOKです。
表現が氷山の一角とすれば、
その下の「思考」、
さらにその下の「気づき」から
丁寧に解いていく学びの場。
「伝える力」を一緒に高めてみませんか。
6月23(金曜)24(土曜)品川にて。
詳しくは、下記サイトをご覧ください!
本を超えてお会いできるのを
楽しみにしています!
http://www.coneri.co.jp/pickup/entry-31.html
言葉を持つ企業
今日は、得意先に「ショルダー」の
プレゼンをする日。
ショルダーとは、企業名の肩に乗っかってる、
アレです。
「お口の恋人」
「ココロも満タンに」
「お、値段以上」
とくれば、どの企業かわかるでしょ?
言葉を持つ企業は、人格が見えてきます。
そういう企業は、愛されやすい。
愛されるというだけではなく、
社員だって、その言葉に基づいた
判断や行動がとりやすくなる。
自分で考える力を獲得するベースにも
なっていくのですね。
言葉って、経営に関係ないように見えて、
実は、効くのです。
今日の提案で、また一つ
言葉を持つ企業が増える!
そういう連鎖がうれしいです。
言葉には、人を元気にする力があります。
4月3日(月曜)の新聞広告は
少しだけ華がありましたね。
新入社員に向けてでしょうか。
伊藤忠商事「商人語録」、
新入生に向けては、関西学院大学。
富士重工業からスバルへ社名を変えた広告は
全30段(2面)でしたね。
そして、毎年恒例のサントリー。
新入社員に向けたはなむけの言葉。
伊集院静氏と長友啓典氏の仕事。
長友さんの最後の仕事となってしまいました。
わたしがコピーライターになろうと
決意した瞬間を、ピンポイントで特定するなら、
「ともかく静かに」という伊集院静さんの
本を読み終えたとき。
その本の装丁やイラストは
長友啓典さんでした。
すでに伊集院静氏が
広告会社におられたということを知ったうえで
読んでいた本でした。
広告会社に勤めると、
こんな仕事ができるようになるんだ
という憧れみたいなものを、
大阪の下宿で一人、漠然と思ったものです。
不思議と時間は覚えていません。
灯りを点けずにいられて、
熱くも寒くもなかったので、
初秋の夕刻だったようにも思います。
広告の元気は、企業の元気。
いま挙げた企業は、すべて
広告紙面に言葉がちゃんと書かれています。
メッセージを読み終えた人は
何を思うのでしょうか。
ただ情報を知ったというだけではなく、
そこに小さくても揺さぶられるものがあり、
勇気や元気、明るさが生まれると
それは、言葉の仕事として最高だと思います。
言葉には、人を元気にする力があります。