【これも、コピーライターの視点_53】
画像は、虎屋さんのホームページの
トップをキャプチャしたものです。
「虎屋さんのようなサイトを作りたい」
という希望が聞かれるほど、
よくできているサイトとして
例に上がることが多いものの一つ。
よくできているとは、
操作性のみならず、そのデザイン性にあります。
それは見ての通り。
しかし、もっとも重要なことは、
実店舗に行っても、
この感じは違わず、
それがまた商品の品質に現れ、
店舗展開やスタッフの教育にも
現れている。
サイトデザインの水面下には
多くの要素が「らしさ」を構成しています。
もちろん、さらにその下には
「言葉」が存在します。
前面にデザインを押し出している場合でも、
それを支える言葉が企業には存在します。
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【これも、コピーライターの視点_47】
言葉に意識的になったのはいつか。
または、わたし個人ではなくとも、
人はいつ、言葉に目覚めるのかと思えば、
それは、他者意識の芽生えと重なることに
気づかされます。
自分は自分であって、
他の誰でもないのだという感覚。
つまり、自分の考えていることは、
以心伝心ではわかってもらえないという
絶望感を抱えている思春期の子ども。
そこから、人は言葉を獲得しようと
意識的になるのではないか。
大人びていると言われる子どもは
言葉に意識的になり、
言葉を獲得しようとしている子どもだと
言うことができるかもしれません。
法人もまた人であり、
思春期の葛藤や絶望を抱えたままでは
伝わることはありません。
自ら、言葉を獲得することが必要です。
CONERIのやっていることは、
その手伝いみたいなことでしょうか。
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【これも、コピーライターの視点_41】
不都合な真実と向き合うことを恐れると、
企業は衰退します。
百貨店の人気が低迷している
という事実は数字で見えても、
かつての栄光が邪魔をして、
その真実をそれほど重要なこととして
受け止めないでおこうという経営幹部は
少なくなかったと聞きます。
もう自社の業態に誰も興味を持たないのだ
と認めてしまうと、まだそこからの転換の模索も
やりようがありますが、
それさえ認められない役員会では、
その先の未来は、消されたも同然。
不都合な真実は、
調査段階から消えてしまうこともありますが、
そこに外部の客観的な眼があることで、
見えなかったものが見えるというもの。
なぜ、企業に外部の眼を入れる必要があるのか
という問いに対する一つの回答。
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【これも、コピーライターの視点_38】
パンフレットの制作の仕事を
何本か抱えています。
いずれも「取材」 に始まります。
コピーライターは書くことができる
という技術だけでなく、
書く内容を、
意図やねらいに即して引き出すということが
仕事の最初に来ます。
ただ漫然と聞くのではダメで、
気づく、引き出す、言葉にする、
そしてまた新たなフェーズで相手が気づく
という連鎖が求められます。
コピーライターと話をすることでしか気づかなかったこと、
言葉にならなかったことというのがあれば、
その取材は成功と言えます。
このあたりは、
実際にパンフレットの原稿を書く
(言葉に定着をさせる)コピーライターが
取材して書くという一連の仕事を請け負うことの
一体感に意味があると思います。
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【これも、コピーライターの視点_37】
企業の吸収合併などで社員数が増えるときに備え、
自社の価値を言葉にして明文化しておきたい
という要望がありました。
理念や指針はすでにあるので、
広い意味で「ブランド価値」を言語化する
というのが、この場合の仕事となります。
誰かの頭のなかにあって、
明文化されていないことを暗黙知といいます。
これまで、一つの企業で暗黙知として共有できていたことを、
形式知化することで社内外へと共有することができます。
共有できるだけでなく、
それをもとに、議論し、発展させていくこともできる。
社内にある(社長の頭にある)暗黙知を
形式知化することで、社員との共通言語が生まれ、
対話が起こるきっかけになるからです。
それが、企業の成長にどれほど大きいことかは、
わたしがいまさら言うまでもありません。
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