14年目のCONERIもよろしくお願いいたします。

本日、CONERIは14年目を迎えることができました。お付き合いいただいているすべての方に厚く御礼申し上げます。CONERIは少しずつ、望むところに近づきつつあります。コピーライティングという核を中心に、広告・宣伝の枠に収まらず、「言葉と経営」という概念を打ち立てたのが数年前。以降、販売支援(共感による拡散/引き合いの仕組みづくり)のみならず、営業支援(説得から共感の広がり)、環境支援(社内のコミュニケーションギャップの解消)、トップ支援(社長の思いの明文化/未来を描く)の4つの領域を、言葉を軸にお手伝いさせていただくことができるようになりました。お取引先も、1年を一つの単位として、長きにわたるお付き合いをさせていただくことができています。

今日4月1日は、そのお取引先の一社において、入社式に出席させていただきました。20年前の自分の姿と重なりました。社会に出て20年、そしておそらくマラソンで言えばおおむね折り返し地点であと20年。その20年でわたしは「100人、100本、100社」を目標としています。100人とは、CONERIの「言葉と経営」の考え方をともに深め、ともに実践できる仲間を100人つくること。100本は、論文を100本書くこと。100社は、CONERIのノウハウに基づいてお役に立たせていただける得意先100社。

近ごろのCONERIのネタは、「エンゲージメント」「デザイン思考」「共感形成」「MaaS」です。デザイン思考は、3月に高知の商工会にお招きいただき、講演をさせていただきました。エンゲージメントは5月にお話をさせていただく機会があります。「言葉と経営」というテーマで、まだまだ展開できることはたくさんあると思っています。すべては、コピーライターの社会的地位の向上という20年前からの変わらぬ思いがあります。どうぞ14年目のCONERIをよろしくお願いいたします。


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【これも、コピーライターの視点_135】


<包括的>

企業のコミュニケーション戦略全体を
支援しつつも、細かな原稿を書く仕事は
なくなりません。
常にあるのは、求人の原稿です。
これは、わたしがこの仕事をはじめて以来、
変わらない仕事です。

これも、企業理念がしっかりしているなら、
そこから展開した理念と一体感のある
文章が書けますが、
理念のしっかりしていない企業は、
毎回、場当たり的な文章にならざるを得ない。
結果、その求人の掲出は、
消耗されて終わるのに対し、
前者は、ブランドとして蓄積される。

その積み重ねは、大きな差となります。
言葉の仕事は、企業のコミュニケーションの
あらゆる側面を包括していくことが
大事だと思います。


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【これも、コピーライターの視点_126】

<次の一手>

新聞の広告紙面を活用した「通販」なるものは、
1800年代のアメリカに端を発しています。
(わたしの記憶が正しければ)
当時は、画期的な手法であり、
そこに載せられた商品に、
「バラ」なんてのもありました。
アメリカの住宅の広い庭にバラ園を作ろう
という触れ込みで、その種を送るのです。
バラにとどまらず、レコード、コーヒーと
商品はどんどんと増えていき、
新聞の広告枠でモノを売るという手法が
定着し、日本にも及びました。

新聞の広告枠はテレビになり、
公のメディアではなく、
個別のお手紙であるダイレクトメールなどへと
手法は多様化していき、現在に至ります。
およそ100年から200年弱で
その仕組みは誰もが知るところとなり、
ネットの出現もあって、
相対的にその価値が問われています。

先日の某社からの問い掛けは、
DMが効かなくなったという課題。
アメリカを見ても、模倣できることは
ごく限られたものしかない時代。
ネットをたたいても打開策は出てきません。
考えるしかないのですが、
考える材料が乏しければ、
出てくる対策も、陳腐なもの。
たしかな見通しを立てることに、
CONERIは少しはお役に立てたのではないか
と思います。


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【これも、コピーライターの視点_122】


<時間感覚>

効率最優先の時代から、思考や創造という手間と時間のかかる「slow」を寛容できる時代へ。この変化は明らかですが、わたしたちは、どうしても急いている感が否めません。とくに子育て世帯は、子どものリズムと親の仕事のリズムにより、急く心理的なプレッシャーが二乗になるような感覚があります。企業は業績の上がっているところはゆったりとしている傾向にありますが、業績の悪い企業は、急いて、急がば回れに耐えられず、社員を無駄に疲弊させている現実を目にすることもあります。

時間という概念が、わたしたちの速度感覚を決めているのではないか。ふとそう思うことがあります。企業の時間は、おそらく「決算」による縛りがもっとも大きいのではないかと思います。年に1回。納税の義務もあります。それにむけて、半期や四半期の決算、毎月のバランスシート、日々の経理などがあるのでしょう。決算が2年に1回で良ければどうなるのだろうか。株式市場の活況が失せていくのかもしれません。それは、成長だろうか、後退だろうか。

コピーライターとして、創造の仕事をするとき、もっとも確保しなくてはならないものは、時間です。しかし、その時間は、「作業」の時間に比べて、忍耐が必要。作業とは、メールを返すなど、サクサクできること。作業では仕事は生まれず、生まれる条件は整うかもしれませんが、創造に至ることは少ない。教育も同様。知識・技能を量ではかる時代は、スピードも要求された。ドリルを時間内にできるか、というようなこと。しかし、「思考力・判断力・表現力」の時代に、子どもが必要なのは、考える「時間」であり、表現する「時間」です。

企業に呼ばれて、言葉を軸とした経営の改善に取り組むとき、「時間感覚」というものが「効率最優先」の時代から柔軟に変化していなければ、その企業にその取り組みが定着することは難しい。最近、そういうことを感じています。わたしたちは、速度の速くなることが文明の進歩であり、良いことだということが刷り込まれてしまっているのかもしれません。新幹線の次は、リニアモーターカーです。それはそれでたしかに進歩ですが、そこにslow / slownessな選択肢に積極的になることが重要なこと。時に歩き、ときに自転車で行けば、違った景色も見える。創造のはじまりです。


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【これも、コピーライターの視点_85】


<経営課題は、言葉が解決!>

経営上の課題は、
お金のこととそれ以外のことに
大きく言えば分けられると考えています。
お金のことは、会計士や税理士の仕事。
中小企業診断士もそこに含まれるのでしょうか。

それ以外について、
言葉を軸になんだって解けてしまう。
これからのコピーライターは、
そうでなくちゃ!
というのが、CONERIの考え。

もはや、既存の枠組みで
物事が解決をみるのは困難な時代。
拠り所となる言葉が軸にあるかないかで
企業経営は、大きく変わっていく時代だと言えます。


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