【これも、コピーライターの視点_57】

言葉は経営のどこに生きるのか?
その一つは、動画やホームページ。
動画は、その動画で何を言うのかという議論に始まり、
構成、ナレーションと言葉が主導すべき仕事が続きます。

もちろん、
企業コミュニケーションの「全体」において
動画は「部分」ですから、
どういう位置づけか、
戦略全体をとらえる視点も必要です。

CONERIを窓口とする場合、
動画を制作するエンジニアやデザイナーは
外部ブレーンとのチームを組むことになります。

それでも、
言葉の仕事が軸に来て、
先行するのが妥当で合理的だと思うのは、
わたしの贔屓目でしょうか。


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【これも、コピーライターの視点_57】

モノを買うテンション、というのは
学術的に証明されているのかどうかは
よく分かりませんが、
たしかにあるように思います。
逆に言えば、モノを売るときのテンション
というものもありそうです。

じゃあ、テンションが高いのがすべてか
と言えば、おそらくそうでもなく、
ある運送会社の社長から聞いた話では、
トラックメーカーの営業マンが
頻繁に訪問しては来るものの、
玄関先のロビーでじっと黙って
いつまでも立っているだけのことが多々。

口数の少ない、寡黙な営業マンでも、
通い詰め、無口ななかにも
誠意と熱意を感じさせることで
その社長はトラックを買ったと言います。

気持ちが伝わるということでしょうね。
饒舌だけがコミュニケーションではない
ということでしょうか。


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【これも、コピーライターの視点_55】

先日の虎屋を例にした投稿記事の通り、
言葉を起点としたコミュニケーションコンサルとは、
理念や指針を最上位の言葉として、
それが、「見せ方」「社内施策」「商品開発」「売り方」
の4つの企業活動に整合性を伴って
展開されていくことを指向するものです。

「見せ方」とは、ホームページや広告など。
「社内施策」とは、人事や教育など。
「商品開発」は、新商品開発や既存商品のカスタマイズ。
「売り方」は営業展開や販路開拓。

これらの領域への展開を
言葉を軸に支援していくのが
CONERIのコミュニケーションコンサルです。
そして、これがわたしの考える
これからの時代の(つまり、大量生産・大量消費を
広告の言葉によって支えるという旧来の
コピーライターを超えた)
新しいコピーライターのあり方だと
考えています。


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【これも、コピーライターの視点_54】

広告の常連さんがいます。
新幹線のおしぼりには、「男のエステ」、
風呂屋の桶には「ケロリン」。
いずれもわたしは行ったこともなければ、
買ったことも見たこともない商品ですが、
この広告はよく記憶しています。

ちなみに、ケロリンをネットで調べると、
昭和38年に、ケロリンのメーカー・内外薬品に
睦和商事の営業スタッフ(現社長)から
「湯桶にケロリンの広告を出しませんか?」と
持ち掛けられたのがキッカケだそうです。
以来、延べ250万個も納入。
現在も年4、5万個のペースで納入が
続けられているようです。

いつも同じ場所で会えるようにする
というのも、コミュニケーション戦略。
別の視点から見ると、風呂桶やおしぼりを
メディアにしてしまうという着想に
感心させられます。
そして、そこに居ても嫌味がない、
という絶妙な塩梅の表現も秀逸。

こういうコミュニケーションも
企業にとってヒントの一つになるなあ・・と
旅しながら思いました。


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【これも、コピーライターの視点_53】


画像は、虎屋さんのホームページの
トップをキャプチャしたものです。
「虎屋さんのようなサイトを作りたい」
という希望が聞かれるほど、
よくできているサイトとして
例に上がることが多いものの一つ。

よくできているとは、
操作性のみならず、そのデザイン性にあります。
それは見ての通り。

しかし、もっとも重要なことは、
実店舗に行っても、
この感じは違わず、
それがまた商品の品質に現れ、
店舗展開やスタッフの教育にも
現れている。

サイトデザインの水面下には
多くの要素が「らしさ」を構成しています。
もちろん、さらにその下には
「言葉」が存在します。
前面にデザインを押し出している場合でも、
それを支える言葉が企業には存在します。


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