【これも、コピーライターの視点_116】
<茶話会のご案内>
仕事に直結する知識や技術を支えるのは
「考え方や価値観」であり、
考え方や価値観を支えているのは、
「生き方やあり方」。
多様性を認め合いつつ、
多くの社員の主体的な対話を
企業文化として涵養しつつ、
言葉を軸とした企業運営を指向する場合、
この最下部の「生き方やあり方」に
迫る必要があります。
それはノウハウでは無理なので
汎用性のあるプログラムは
わたしの知る限りありません。
あるのは、お手軽なノウハウ本。
それじゃないンですよね。
しかも、「教育」するものでもない。
その点で、社員教育という
旧来の枠組みにも入らない。
CONERIがしようとしていることは
実に説明が難しい。
なぜ、コピーライターの仕事に
なり得るのか?
というわけで、こういうことに
興味を持たれている方と
お話をする機会を設けます。
茶話会みたいなものです。
珈琲は用意しますので、
お菓子持参でお越しください。
事前申込要。4名まで。
12月1日(月曜)13時30〜15時
CONERIにて
(香川県高松市番町1丁目9-1
番町みやたけビル2階)
http://www.coneri.co.jp
メール、メッセンジャーなどにて
お申し込みください。
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【これも、コピーライターの視点_115】
【これも、コピーライターの視点_114】
<拡散と収束>
社員が自由に発言できる「企業文化」が
定着したとして、そこで多様な意見が
たくさん出てくることは「拡散」。
広がっているイメージです。
社員の数だけ拡散するといってもいいでしょう。
しかし、どれもこれも採用するわけにはいかない。
多様な意見を受け止めながらも、
それらをゆるやかに一つの方向に
「収束」を図らなくてはなりません。
ある校長先生が言っておられました。
保護者の数だけ意見はある。
しかし、そのすべてに対応することはできない。
「うちの学校はこうです」と
一つの軸を示して納得を得ることが
学校経営でもっとも重要で困難なことだ、と。
企業経営も同じではないだろうか。
一つの軸とは、理念であり、ポリシーであり、スローガン。
しかし、そのたった一つの言葉の背景に
多様な意見や考え、価値観のあることが大事。
ジャングルにそびえる大樹の下には、
無数の下草や低木があるイメージ。
下草こそ、豊かさ。
小鳥が集まるのは、大樹。
いずれもあってこそ。
拡散と収縮、演繹と帰納を
繰り返せる企業文化が求められます。
タグ:#CONERI #クリエイティブ #コミュニケーション #コンサル #ネーミング #言葉と経営 #集客 #こねり #キャッチフレーズ #クレド #コピーライター #セミナー #デザイン思考 #人見 #伝える力 #広告 #広告#広報 #理念 #指針
【これも、コピーライターの視点_113】
<言葉は文化>
わたしがコピーライターとして
企業の広告やホームページに
キャッチフレーズや文章を提供しても、
「それは、それ」ということが
多かったのが実情です。
営業の人は、宣伝部に興味がなく、
製造の人は、企業の言葉にピンと来ず・・・
というような感じでは、
言葉の効果が限定的にならざるを得ません。
予算が限られている時代に、
それではもったいない。
言葉は、企の隅々に浸透して、
日々の活動や判断、人間関係に
働きかけるものでなくては意味がありません。
コピーライターとして、
企業活動から宣伝の言葉を
独立させてしまうことなく、
企業の内部からの変化にも援用
できなくてはいけないということは、
SNS時代の必然でもあります。
共感の言葉を開発するコピーライターが、
宣伝広告の領域にとどまっておけば良い
というのは、もはや時代錯誤な考えだと
いうのがわたしの持論。
それを握りしめて、
今週もがんばりたいと思います。
がんばるというよりも、
楽しいワクワクする取り組みなのです。
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【これも、コピーライターの視点_112】
<言葉が欲しい?!>
週末の長いポスト。「言葉をください」という依頼は、全体の半分くらい。理念をつくりたいとか、ネーミングの希望とか、そういうことが「言葉が欲しい」という依頼。もう半分は、結果として言葉が必要になったというもの。「他社との違いを鮮明にして、自社の市場を獲得したい」「社長のイエスマンではない社員の主体的な働きぶりを期待したい」。こういう願いが、結果として言葉を生み出させることになります。
「言葉と経営」という本を出して、多くの方は、それを読んでご連絡をいただくことも増えました。経営に言葉は必須であり、効率性の追求だけでは勝てない時代に、いかに競合他社と違いを鮮明にして、独自性を打ち立てるのか、つまり模倣困難性の追求に言葉は必要不可欠なものだということです。
市場に対する言葉だけでは十分ではありません。いまや、社内に対する求心となる言葉や考え方が必須。先に書いた「効率性」の追求の時代は、トップに従順な社員が重宝しましたが、いまやトップさえ方向性を迷う時代。社員一人ひとりの「知」をもって、それを一つの方向へとゆるやかに導くことができなければ、経営は困難。その過程は、誰一人として無視をせず、数の論理ではなく、どんなに少数の小さな声も大切にする姿勢が求められます。
効率性の追求が一つの踊り場にある時代にあって、企業は、学習の場でもなければ有効に機能しないように思われます。学びの文化がそこにあるのか。それが大事なこと。学びは、8割方は言葉。残りはビジュアルや図表でしょうが、それとて、解釈は言葉。精度の悪い曖昧な言葉では、学びはぼんやりとしてしまいます。社内の「共通言語」を持ち、思考の過程を開示していくことで、曖昧さは薄れていきます。コピーライターとしてわたしがクライアントに提供しているのは、こんなことです。コピーライターかコンサルか、ということですが、そんな枠組みも、もはや過去のものになるのでしょう。
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