【これも、コピーライターの視点_102】
<勇気はいるが、強くなれる>
自分の考えや思いを人に伝えるのは
勇気のいることです。
昨日、わたしはコピーライターの発想法を整理し、
それに基づいた土木の未来について、
土木の専門家の前で論じましたが、
どれだけ考え抜いた論でも、
いざ発表するときには勇気のいるものでした。
反論はでないか、
共感してもらえるか、
という心配が先立ちはしますが、
それも、発表してしまえば
多様な意見を受け止め、
修正すべきは修正し、
加えるべきは加え、
持論がさらに強くなるもの。
何より、発言することで、
黙っていては築けなかった人間関係が生まれる
ということも良いことの一つ。
人は、考えや価値観に集まってくると言えます。
企業でも同じことが言えます。
自社の考えや価値観をわかりやすく表明することは
経営にとって不可欠なことです。
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【これも、コピーライターの視点_101】
<コピーライターの挑戦>
週末の長いポスト。盛岡は、土木計画学会でした。コピーライターとして「コピーライターの対極的視座から見た『土木』の論考」というタイトルの研究を発表させていただきました。共著者である指導教授と助教の先生の助けを借りながら、コピーライターの思考法/発想法を3つに整理したうえで、土木の発展にコピーライターはいかに貢献できるかというチャレンジングな内容です。セッションで有益なコメントや質疑をいただき、コピーライターが土木の専門家の前で何とか小さな一歩を踏み出せたのではないかと思っています。
理論と実践。これがわたしの仕事のスタイルです。実践では、突然取って付けたような言葉を企業に提案しても、その効果は限定的であるという経験則から、コピーライターの発想や思考から企業の方と二人三脚するスタイルをここ5年ほど実験していますが、それが他に真似できないのは、軸となる言葉を開発し提案するというプロセスが含まれているからです。一見、他のコンサルにできそうでできないのは、やはりコピーライターとしての思考と表現の部分。
旧来からの新聞やポスター、テレビCMなどの言葉を開発するコピーライターの仕事は突然無くなることはありませんが、それだけでは、効果が限定的な時代。その効果を最大にすることは、企業がコピーライターを指名する最大の理由になります。コピーライターの仕事の領域の変容や可能性の広がりを模索して、こちらも約5年が経ちました。学問的に認められるには、査読付きの論文や博士号というものが、一つのステージになります。
学会の会合で、委員会の委員長が、次のように言っておられました。「土木の専門家が他の領域において活躍している時代であり、逆も同様で、まったく土木の専門家ではない人が、土木に自分の専門の力で貢献をしようとしている時代だ」と。わたしは後者。専門外の方々にコピーライターの思考法や発想法を明示することは、自分自身にとっても良い勉強となりました。論文は、本日のセッションでいただいたコメントや質疑を加えて質を高めたいと思います。実践において、得意先の企業において、その知を還元していきたいと思います。週明けからは高松。とりあえず、長い帰路につきます。
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【これも、コピーライターの視点_100】
企業活動は、価値の創造。
価値の創造の中心に言葉がありますよ、
というのを毎日お伝えして、はや100回目。
広告の言葉からスタートしたわたしですが、
その言葉を開発する過程の考え方にこそ、
企業の成長のすべてが詰まっていると気付いて、
プロセスから二人三脚を始めたのが5年くらい前。
少しずつその考え方が広まり、
お客さまも増えているのは感謝の限りです。
企業理念を起点に、企業活動の4つの領域
つまり、商品開発、営業施策、人事/教育、広告/広報
にその言葉を論理的に展開していくなかで
わたしがもっとも創り上げたいと思っているのは、
学び合い、高めあうことのできる場(職場)。
企業の無形の資産ですね。
その言葉が社員一人ひとりの腹に落ち、
共感が生まれたとき、
それは、自己を最大限に発揮できる個人の集団
として生まれ変わり、
自己の生き方、あり方に迫ることとなり、
はじめて、主体的な集団に変容します。
言葉が起点となって、
学び合い、高めあう場が出来上がる。
そうなってはじめて、広告が効く。
ウソのない情報発信ができるようになるのです。
そのような状態を、コピーライターとして
言葉を軸に創り上げているのがCONERIです。
101回目からも、どうぞお付き合いください。
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【これも、コピーライターの視点_99】
<思いの薄い商品は消え去るしかない>
ある企業の会長に、話を伺った。
いまや世界で、万単位を流通するヒット商品。
コアなファンも定着。
しかし、立ち上げ当初は、赤字続き。
販売店への扱いの依頼も、NOの連続。
役員会では、全員反対されたのは
いまから20年前のこと。
その日のことを、ピンポイントで記憶している会長。
同年に、営業黒字に転じさせたときのことも、
昨日のように覚えておられた。
原体験からくるチャレンジ精神と、
自分と同じように、必ずこの商品に
喜び救われる人がいるという信念。
これがなければ、数字だけの経営では
早々に撤退していた。
思いを伝えることの大切さを
企業文化として全社員に浸透させ、
それは無形の資産として企業を支える。
いかに作るか以上に、
いかに愛されるか。
このことを忠実に実践している
この企業の決算もまた立派な黒字。
数字の管理だけでは、売れない。
絶対に無理が来る。
思いの薄い商品は、消え去るしかない。
思いを伝えられない企業もまた、
消え去る時代。
そして、思いを伝えるのは
言葉であるという事実。
言葉を持たない企業の危うさを思います。
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【これも、コピーライターの視点_97】