【これも、コピーライターの視点_53】


画像は、虎屋さんのホームページの
トップをキャプチャしたものです。
「虎屋さんのようなサイトを作りたい」
という希望が聞かれるほど、
よくできているサイトとして
例に上がることが多いものの一つ。

よくできているとは、
操作性のみならず、そのデザイン性にあります。
それは見ての通り。

しかし、もっとも重要なことは、
実店舗に行っても、
この感じは違わず、
それがまた商品の品質に現れ、
店舗展開やスタッフの教育にも
現れている。

サイトデザインの水面下には
多くの要素が「らしさ」を構成しています。
もちろん、さらにその下には
「言葉」が存在します。
前面にデザインを押し出している場合でも、
それを支える言葉が企業には存在します。


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【これも、コピーライターの視点_51】

コミュニケーションコンサルと言って
旧来の手法と何が違うのか、という質問。
旧来のマーケティングの手法、
これはネットで検索すれば
誰でもこんなものかと理解できて、
時に、ワークシートも落ちていますが、
それはそれで、意味のないステップではありません。
SWOT分析やUSPを導く方法などですね。

これらは一つの基本となるフレームを
明示してくれているものですが、
人には常識に隠された盲点があるものです。
コピーライターの視点は、
その盲点に光を当てることが大事な仕事。
キャッチフレーズの開発において鍛え抜かれた
コピーライターの資質の一つです。

これまで見過ごしていたことが
「実は強みだったのか!」というようなこと。
そこには、意味づける力、価値づける力、
肯定的に考える力などが関わります。
それは、どちらかと言えば新しい学校教育
における視点の援用だと言えます。

企業のコミュニケーションは
結局は経営者のものの見方、考え方に
尽きるということです。
CONERIのコミュニケーションコンサルは
そのような視点に基づいています。


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【これも、コピーライターの視点_50】

わたしたちは、「飽きる」ということがあります。
逆に「同じで安心する」という性質もあります。
今朝のチラシを見て、
もうこのパターンは飽きたな、というものと、
いつもこのパターンで見やすいな
というものの両方がありました。

変えないのも戦略であり、
変えるのも戦略。
つまり、経営判断です。

さらに、わたしたちは、「学習」もします。
同じ手法で売り続けると、
わたしたちは「慣れ」て
新鮮味に欠くということがあります。
購買に導く力の弱さにつながります。

言いたいことは変わらなくとも、
常に新しい表現を開発する賢さは
持ち合わせたいものです。


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【これも、コピーライターの視点_48】

宣伝をしているが、その反応がイマイチだ。
という場合、現在の宣伝内容の見直しが一つ。
もう一つは、行っている宣伝を点ととらえて、
体系的にコミュニケーションが構築されているのかを
考える必要があります。

では、リアル店舗を持ち、ネットをつくり、チラシも配った。
テレビCMもやった。それでも何がいけないのか。
訴求ポイントの選択ミスが考えられます。
そのメッセージでは、人は動かなかった
ということ。
違う視点を選択しなくてはなりません。

通販の仕事では、
一つの商品に対して、膨大な数の訴求ポイントを開発し、
それを科学的に実験するように、
それぞれの視点の効果測定をします。

どの訴求ポイントが最も響くか。
何も商品の強みばかりを
マジメにほじくることではありません。
店主が90歳で、早く来ないと死んでしまう
というメッセージだって、響けばOK。
面白くて、人間くさいメッセージがいいですね。


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【これも、コピーライターの視点_47】

言葉に意識的になったのはいつか。
または、わたし個人ではなくとも、
人はいつ、言葉に目覚めるのかと思えば、
それは、他者意識の芽生えと重なることに
気づかされます。

自分は自分であって、
他の誰でもないのだという感覚。
つまり、自分の考えていることは、
以心伝心ではわかってもらえないという
絶望感を抱えている思春期の子ども。
そこから、人は言葉を獲得しようと
意識的になるのではないか。

大人びていると言われる子どもは
言葉に意識的になり、
言葉を獲得しようとしている子どもだと
言うことができるかもしれません。

法人もまた人であり、
思春期の葛藤や絶望を抱えたままでは
伝わることはありません。
自ら、言葉を獲得することが必要です。
CONERIのやっていることは、
その手伝いみたいなことでしょうか。


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