「不確かさの時代」だからこそ

企業経営は
「言葉で攻め、数字で守る」とは
拙著の帯に書いていただいた
税理士・小林先生のお言葉。
数字は、過去と現在を
管理することができますが、
未来を切り拓くのは
言葉の役割です。
この方向性は、今後ますます
強まる一方です。

なぜなら、わたしたちはもはや
模倣できる成功モデルを
持たないからです。

明治の文明開化では欧米を模倣し、
その後は、国をあげて
経済を強くするという
国民に共通する目標がありました。
そこには、常に追い求めるべき
わかりやすい成功モデルがありました。

もはや、そのモデルは無効であり、
模倣する意味さえ問われる時代。
「不確かさの時代」とも言われています。
教育は社会の鏡なのか、
社会は教育の鏡なのか、ですが、
教育が変わろうとしています。

これだけのことができるようになれ!
という知識・技能を一方的に
上から教え込むという時代が
終わりを迎えようとしています。
知識・技能は「活用」して、
不確かな未来を切り拓かなくては
なりません。
そこに、思考力・判断力・表現力
というものが重要視され、
授業法は、アクティブラーニング
の導入が急がれています。

このような時代を背景に、
事業者の「企業理念」の
変化の必然があります。
もし、成功モデルの効率的な模倣で
財を成した事業者があれば、
この先の唯一無二の価値を求めて
理念をあたらしく打ち立てるのが
合理的だと考えられる時代。

不変と思われているかもしれない
企業理念は、社会の変化とともに
ある程度の柔軟性を持たせて
変えていくことも一つの選択肢。
新しい酒は新しい革袋に盛れ
という故事のとおり。

企業理念をあたらしくする支援は、
CONERIの得意とするところ。
時代がかわっても存立価値のある
御社で在り続けるために。


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広報誌をデザインしよう!


「勇気をいただきました。
ありがとうございます。
今年もがんばる気持ちになりました」

「正直、中学校の広報担当、
あんまり乗り気じゃなかったんですけど、
一気にモチベーションあがりました!
私の役割……あるな♫」

「香川県PTA連絡協議会」主催の
「広報担当者研修会」の講師を
仰せつかり、1時間ほどお話を
させていただいたあと、
わたしの講話をお聴きいただいた方から
個別に頂戴した感想です。

2年前にもわたしがお話させて
いただく機会があり、
そのときお話した2つのこと、
・まずは手にとっていただき、
ページをめくってみたくなる広報誌を!
・子どもが家に持ち帰ったとき、
家庭で会話の弾む広報誌を!
を念頭に改革された宇多津北小学校の
実践発表もうれしく思いました。

広報と広告はまた違いますが、
情報発信の主体となることで
一定の責任を負うことは
どちらにも共通することです。

さらに共通することは、
チーム戦だということです。
多くの人の思いや合意、
スキルの集合体が、学校の広報誌。

そのはじまりは、
ページレイアウトや台割ではなく、
「どのような広報誌にしたいのか」
という思いの共有。
どんな些細な思いでも口にできる
「場」をまずは作ってくださいと
お話しました。

PAT広報誌をデザインする。
それは、デザイナーの職能を持つ
人の限定的な話ではなく、
「デザイン思考」=課題解決の思考で
かかわる誰もができることです。
PTA広報誌をデザインしよう!


タグ:#CONERI #こねり #クリエイティブ #コピーライター #言葉と経営 #広告#広報

「セミナー@東京」日程のご案内

お問い合わせいただいた方には、
すでに個別にメールを送らせて
いただきましたが、
セミナーの開催日を変更させて
いただきます。

*変更前
6月23日(金曜)24日(土曜)

*変更後
6月30日(金曜)7月1日(土曜)

時間・内容の変更はありません。

確認のため。
1日目 2017年6月30日(金曜)
14時00分〜17時30分
2日目 2017年7月1日(土曜)
9時30分〜14時00分(11時30分〜12時30分までは休憩)

従来の解決法がことごとく
行き詰まる時代にあって、
「クリエイティブ」の力が注目されています。
しかし、クリエイティブとは目に見えづらく、
その導入や活用に慎重な経営者が多いのも事実。
本セミナーでは、クリエイティブとは何かを
具体的に定義し、明示します。
そして、経営にクリエイティブを生かす
とはどういうことかをお話します。

また、このセミナーは、
「伝える力」を一つのねらいとしていますが、
コピーの書き方的なノウハウとは
一線を画すものです。
ノウハウは、
それを一つの型としてなぞらえば、
ある程度の目的が達成できるもの
というイメージですが、
本セミナーで鍛えるのは、
あなた自身の地頭の「思考力」であり、
自ら思考し、判断し、表現できる人材
をねらいとします。

いわゆる「デザイン思考」の養成
と言えます。
思考には、気づきが必要であり、
その気づきは、
受講生の誰もが無理なく会得できるよう、
日常に目線を置いてお話をします。

企業経営者だけでなく、
広報担当者など、
「伝えること」を仕事にしている
すべての人にお聞きいただきたい内容です。
ぜひお越しください。


タグ:#CONERI #こねり #クリエイティブ #言葉と経営 #セミナー #品川 #デザイン思考.#東京

海外にいこう!


台湾に行ってきました。
国際線の空港や機内誌などには、
ふだん、国内ではあまり見ない
企業の広告があります。
Philips、LGなどは、
その代表格ですね。

企業は、どういう展開をするかによって、
どこに広告を出すかが決まります。
どこで待ち伏せるのか、
という見方でわたしたちは
企業のコミュニケーション戦略を
練るときに考えますが、
空港や機内で待ち伏せる
という戦略が必要な企業は
確実にあります。

もちろん、そういう企業は、
言語にかかわらず、
見ただけでわかるという意味で
ロゴやマークが重要になります。

円の価値が高くなり、
海外は十分に近くなりましたが、
それでも、国際線とか機内
という「場所」へのあこがれは、
そこで見たモノのあこがれを誘います。

国内で煮詰まっている企業は、
どのような方法かで
海外と接点を持ってみることも
有効な時代です。

接点とは「コミュニケーションポイント」
であり、待ち伏せる「場所」と
「内容」が重要になってきます。


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方言は健在か


「どす」「やす」「はる」という
京言葉は、いまでも健在でしょうか。
昨日行った京都は、
銀行やデパートの多い場所だったので、
風情の残る街並みから聴こえてくる
京言葉に出会うことはできませんでした。

その地方の言葉、いわゆる方言は、
人の移動の容易さや
メディアの普及によって消えつつあります。

民族学者の宮本常一の本には
その土地の言葉のまま
克明に記録されているものもあり、
わたしは、そういう書物を
食い入るように読む一人です。

コピーライターの仕事として
方言は、一つの隠し玉。
香川県のキャッチフレーズ
「かがやくけん、かがわけん」は、
「けん」が「・・・だから」
という意味に近いニュアンスで
使われる方言。

その土地固有の言葉は、
地域の時代において
これまで以上に見直され、
そして大事なことは
「イマ風に」活用されていく
のではないかと感じています。


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