【これも、コピーライターの視点_36】
人は、イメージが先に立つ生き物です。
よく言われていることに、
イメージできない未来は、訪れない
ということも、その一例でしょうか。
その前提に立って重要なことは、
イメージを具現化できる力を持っているか
ということ。
スポーツで、指導者に言われたことができる
という状態は、選手の脳のなかで
イメージとカラダの動きが一致するときで、
そこには、選手の身体能力が関わります。
経営も同様で、先にイメージ。
この場合のイメージとは、自社の未来を描くこと。
そのイメージを具現化するには、
具体的な力が必要です。
それは財務かもしれないし、法務かもしれない。
はたまたコミュニケーション戦略かもしれない。
イメージだけでは、乗り越えられないものが
確かにあるということ。
「言葉の経営」は、イメージだけでなく、
具体的な解決策とその展開・運用を
経営者と二人三脚するものです。
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【これも、コピーライターの視点_34】
動画が人気です。
人気だとわかっていても、
企業コミュニケーションに生かすとなれば、
動画をつくりたいという希望だけでは
どうにもならないのも事実。
何を伝えたいのか?
ということにはじまり、
それは全体のコミュニケーション戦略の
どこに位置づくのかを見通すことが必要。
そのうえで、動画の制作です。
制作は、制作会社やクリエイターにお任せすれば、
それなりのものが出来上がりますが、
前述したコミュニケーション戦略全体の位置づけと
何を言うのかということについては、
自社内での精査が必要です。
このステップがCONERIの仕事領域です。
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【これも、コピーライターの視点_31】
「これも、コピーライターの視点」というときに
特筆すべきは、教育的な視点です。
人を育てるというとおこがましい。
そこまで構えなくても、
人は成長する存在だという前提に立つ。
それだけのことですが、
その前提に立ってコミュニケーションを構築するのと
そうではないのとでは、
成果に雲泥の差が生まれます。
人を成長する存在として、
企業の成長物語のなかに組み込む。
そのための「仕掛け」を考える。
昨日は、こういうお話をしてきました。
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【これも、コピーライターの視点_19】
「広告賞」というものを
少しお話してみたいと思います。
わたしは、2006年に、コピーライターの登竜門
と言われる「宣伝会議賞」をいただいて
コピーライターとしてデビューしました。
コピーライターとはとくに資格があるわけではなく、
そうだとしても、広告賞を獲っておくことくらいは
説得材料として必要だろうと考えていました。
その後、
2006年 C-1 グランプリ(東京コピーライターズクラブ)準グランプリ受賞
2007年 朝日広告賞(月間賞)受賞
2008年 第38 回四国新聞広告賞(優秀広告賞)受賞
と受賞を重ねました。
それはそれで、広告代理店などとの仕事では
ある程度有利に働いたかもしれません。
同じ業界で、この賞の意味がまだ分かるからです。
しかし、企業と直接取引するときに、
いくばくの説得材料になったかは不明です。
経営者と話をするたびに、
クリエイターと事業者の生きている文脈が
まったく違うことを知らされます。
業界内で、表現を誉めあっても、
企業経営にそれがどれほど貢献したものかを語らなければ
経営者は動かない。
そう思ったとき、わたしは広告賞から
熱が覚めました。
所詮、業界内の自己満足ではないか、
ということです。
クリエイターが企業経営に貢献するという視点では、
表現は確かに有効な指標の一つですが、
それは、氷山の一角に過ぎず、
その下の表現に至る過程や戦略にこそ、
経営者にとって重要な要素が詰まっていることを
次第に理解するに至ったのです。
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【これも、コピーライターの視点_17】
多くの経営者は勉強熱心で、
本を読んだり、セミナーに出かけたりします。
そこで、経営のノウハウに近いものを
得ているのではないでしょうか。
わたしが経営者と二人三脚するなかで、
よく感じることは、
「それ、知ってる」という一言に
象徴されます。
学んだ知識と、現場とがリンクしていないのです。
現場での困りごとや課題をお聴きしたのち、
それを解くための理論を体系的に示したとき、
「それ知ってる」という言葉に出会います。
その社長の学びは無駄ではなかった。
しかし、現場での出来事との関連が見えないと、
無駄になっていた。
現場に入り、経営者と二人三脚するわたしの立場は、
実践を見通した理論、
実践から理論に戻す
という抽象と具体の名人であることが求められます。
社長がせっかく学んだ知識を無駄にしないために。
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