クリエイティブ脳を鍛えて「伝える力」の底上げを図ろう!
〜キーワードは、コピー、アイデア、コンセプト、戦略〜
ねらい
従来の解決法がことごとく行き詰まる時代にあって、「クリエイティブ」の力が注目されています。しかし、クリエイティブとは目に見えづらく、その導入や活用に慎重な経営者が多いのも事実。本講座では、クリエイティブとは何かを具体的に定義し、明示します。そして、経営にクリエイティブを生かすとはどういうことかをお話します。
また、この講座は、「伝える力」を一つのねらいとしていますが、コピーの書き方的なノウハウとは一線を画すものです。ノウハウは、それを一つの型としてなぞらえば、ある程度の目的が達成できるものというイメージですが、本講座で鍛えるのは、あなた自身の地頭の「思考力」であり、自ら思考し、判断し、表現できる人材をねらいとします。いわゆる「デザイン思考」の養成と言えます。思考には、気づきが必要であり、その気づきは、受講生の誰もが無理なく会得できるよう、日常に目線を置いてお話をします。
したがって、本講座を通して、クリエイティブを明示的・意識的に扱えるようになるだけでなく、「伝える力」の底上げが図れます。伝える力とは、単に表現力だけではありません。伝える力が弱いのは、表現力以前に、そこに至る思考が弱いのかもしれません。思考が浅く、狭い人は、気づきがないのです。
講座では、伝えることに必要な力を分析し、自分がどこでつまずいているかを知ることができます。表現力だけではなく、思考のプロセスがわかるので、受講生自身が明日から主体的に扱える「知」を学んで帰ることのできる講座です。いまある言葉で言うとその「知」は、コピー、アイデア、コンセプト、戦略に十分活用できます。しかし、枠組みを疑い、再構築することが求められている時代。できるだけ、枠組みにとらわれないでお話したいと思います。
対象 |
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概要 |
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カリキュラム
1日目14時00分〜17時30分
1部14時00分〜15時30分 ものの見方を学び、「気づき」に気づく
- 講師の立ち位置と視点(どの視点から語るのか)
- 「気づき」のワークショップ(気づかないこと=混沌)
- 論理的ということ(「天才の眼」を持とう)
- 日常の何が成長の原資か。(「生き方・あり方」「能力・資質」「知識・技能」の連関)
- 「気づき」のお話「(言葉と経営」をもとに)
2部16時00分〜17時30分 クリエイティブの定義と活用
- クリエイティブとは何か? (その定義と事例)
- 「クリエイティブ」から「デザイン」へ
- 自社の課題抽出とクリエイティブ活用の見通し(ワークショップ)
2日目9時30分〜14時00分
1部9時30分〜11時30分 「イマ」という時代を感じとる
- 宿題の発表と討論
- 「現代」という時代(現代の時代空気のなかで「伝える」ということ)
2部12時30分〜14時00分 演習とふりかえり
- 言葉の力でできること 〜視点の獲得と言葉の開発〜
- 自社の課題に照らした明日からの実践(セミナーの成果と課題のプレゼン)
講師プロフィール
人見 訓嘉(ひとみ くによし)
1975年香川県高松市生まれ。コピーライター、クリエイティブディレクター。
大阪大学大学院工学研究科交通・地域計画学領域招聘クリエイター。企業や組織のコミュニケーションの相談・構想・企画・制作・運用を支援する「有限会社CONERI」代表取締役。
受賞歴として、宣伝会議賞、朝日広告賞、C-1クランプリ(東京コピーライターズクラブ)ほか。
公的な仕事に、高松市広報アドバイザー(高松市)、高松市中心市街地活性化協議会委員(高松商工会議所)など。
著書に「言葉と経営」(文芸社)、論文に「スローモビリティを活用した観光体験が住民の意識・行動に及ぼす影響と創造性涵養効果」(都市計画学論文集)ほか。